臨床研究に関する情報公開

筋萎縮性側索硬化症における髄液神経特異エノラーゼの検討

神経特異エノラーゼは主に神経細胞に局在する酵素です。脳梗塞、多系統萎縮症などいくつかの神経疾患では髄液神経特異エノラーゼが上昇することが報告されていますが、筋萎縮性側索硬化症(ALS)で上昇するか否かは明らかになっておりません。今回、髄液神経特異エノラーゼが筋萎縮性側索硬化症(ALS)で上昇するか明らかにしたいと考えています。ALSは脊椎症との鑑別が難しい場合がありますが、髄液神経特異エノラーゼがALSと脊椎症の鑑別に有用であるかも明らかにしたいと考えています。

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細菌性髄膜炎患者における他臓器感染巣の合併に関する研究

細菌性髄膜炎は、様々な細菌の感染によって髄膜(脳や脊髄を覆う膜)に炎症を起こす疾患です。細菌性髄膜炎患者は、副鼻腔炎、中耳炎、肺炎、心内膜炎、脊椎炎など様々な感染を合併することがありますが、その割合・その種類についての詳細はわかっておりません。今回、細菌性髄膜炎患者さんにおける様々な感染の合併の割合・その種類、さらには年齢・基礎疾患・起因菌・治療期間・予後などとの関連を明らかにしたいと考えています。

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視神経脊髄炎の病態における濾胞性ヘルパーT細胞による免疫制御機構の解明

視神経脊髄炎の病態に末梢血の濾胞性ヘルパーT細胞という免疫細胞の異常が関与することが報告されていますが、その詳しい役割は明らかにされていません。
今回、濾胞性ヘルパーT細胞を測定し、さらに、診療録より得た臨床所見、血液検査所見、髄液検査所見との関連を検討することで、視神経脊髄炎の病態における濾胞性ヘルパーT細胞の役割を明らかにしたいと考えています。

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発症年齢階層別にみたParkinson病患者の臨床所見に関する検討

超高齢社会を迎えるにあたり、高齢発症のパーキンソン病における臨床的特徴を明らかにすることで、より個々の症例に適した治療方針などを勧めることが期待できると考えています。
今回、パーキンソン病における発症年齢階層別による臨床症状の違いについて解析を行い、高齢発症パーキンソン病の臨床的特徴を明らかにしたいと考えています。

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