ごあいさつ

荒若 繁樹(あらわか しげき)脳神経内科科長・内科学Ⅳ教室教授

木村文治科長

■専門分野

神経内科学、神経変性疾患(筋萎縮性側索硬化症、パーキンソン病など)

■職歴

平成3年      山形大学医学部卒業
平成11年~14年 トロント大学(神経変性疾患研究センター留学)
平成22年     山形大学医学部第3内科 講師
平成28年     同准教授
平成29年     大阪医科大学内科学Ⅳ教室
         (脳神経内科・リウマチ膠原病内科)教授
          大阪医科大学付属病院脳神経内科 診療科長

■主な学会/専門医資格

日本認知症学会専門医指導医
日本神経学会神経内科専門医・指導医
日本内科学会総合内科専門医・指導医

■研究課題

パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症の病態解明・治療法に関する研究

神経内科は内科学の一分野ですが,神経学的徴候は高齢化社会で増加しつつある神経内科疾患のみならず広く内科疾患にも見出されます。神経内科の代表的な疾患としては,救急では脳卒中,外来では頭痛,パーキンソン病,認知症などが挙げられますが,これらの患者さまの中には,例えば,脳卒中の方が,糖尿病や高血圧を患っているといったように,一人が複数の疾患を持つケースも多く,診断に際しては神経学,神経内科とこれらに関連した幅広い見識が必要となります。そのため,進行する少子高齢化社会において,神経内科の重要性はますます高まっています。
神経内科の診療は頭痛,物忘れ,しびれ,てんかんから,神経感染症,免疫性神経疾患,神経変性疾患,神経難病と幅広く,新薬の開発に加えてリハビリテーションとのチーム医療,救急医療や外科系診療科との連携,再生医療への取り組みなど,私たち取り扱う領域は非常に広範囲でしかも奥行きが深いのが特徴です。

専門医による的確な診断で,見過ごされやすい症例の発見確率を向上し,患者さまにとって最適な治療を提供すること,また,真の実力を持つとともに皆様に信頼される神経内科医を育成することが私たちの責務であり,神経内科の研究,教育,診療を通じて社会に貢献するとともに,神経疾患の克服を目指して発展したいと思います。

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