大阪医科薬科大学

教室紹介・概要 History & concept

大阪医科薬科大学病院救命救急センター誕生

2022年7月に本院に救命救急センターが新しく設置され、当教室が中心となり運営することになりました。三島医療圏の救急医療の「最後の砦」として、3次救急はもとよりあらゆる救急医療に対応できるように機能強化を行います。新本館A棟の1階の大部分が救命救急センター初療フロアに割り当てられ、CT室に直結した蘇生・手術室、同時に2名の重症患者に対応可能な蘇生室、さらに2次救急初療エリアなどがあります。3階は救命救急ICU専用20床を設置し、1階の初療フロアと直通エレベーターで連結され、初療からシームレスな診療が可能になりました。救命救急センターは様々な使命を担う必要があります。例えば、病院前救急活動のさらなる向上のため、救急救命士の生涯教育や就業前病院実習生、救急救命士養成過程病院実習生の受け入れを行います。救命救急センターには、重症外傷や心肺機能停止患者さんが多く搬入されますが、診療の質向上のために臨床データ蓄積が必要になります。それぞれ、外傷データバンクJAAM他施設共同院外心停止レジストリに個人が特定されない形でデータ登録を行います。また、高槻市消防本部特別救急隊(ドクターカー)事業を三島救命救急センターから引き継ぎ運営しています。

大阪医科薬科大学救急医学教室は、開設以来「救急医療は医の原点」をモットーに地域の皆様の安心を提供できるように心がけて参りました。今後も、この良き伝統を継承しながら、大学病院として相応しい高度な救急医療を展開してまいります。

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