大阪医科薬科大学
救急医学教室

教室紹介- outline -

教授挨拶

大阪医科薬科大学 救急医学教室は2001年に開設されましたが、伝統ある本学医学部講座の中では比較的新しく誕生した教室です。救急医学を実践することで、内科・外科を問わず、さらに診療科の枠にもとらわれず、横断的に多種多様の病態に対応する能力を身につけることを目指しています。急性期の限られた時間で、的確に病態を把握して、場合によっては緊急処置を行うスキルも身につけなければなりません。さらに、救急医療では、プレホスピタルや急性期医療終了後のケアー、そして災害医療を含めての社会的背景・要素も理解して取り組む必要があります。近年、総合診療能力という言葉がよく使われます。従来の縦割りだけの知識や技術だけでは対応できない病態・病状が増えているのは身を以て感じています。そのような救急医療を支えるため、多くの仲間が集まってくれて、当教室は2022年7月に新しく設置された救命救急センターのコアとして躍動感一杯で活動しています。

救急医療を通してあらゆる事態に対応できる総合力を鍛えていくことで、益々、患者さまのニーズに応えて行きたいと思っています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

高須朗

教授 高須 朗