ご挨拶
研修した先輩達からのメッセージ

大阪医科薬科大学小児科での後期研修を希望される先生へ、先輩医師からのメッセージです。
ぜひ、お読みください。


 

難波 昂宏

大阪医科大学
(現大阪医科薬科大学) 医学部
平成27年卒業

研修の選択肢・症例共に多様性のある研修病院です


大阪医科薬科大学医学部 平成27年卒業
大阪医科薬科大学病院 初期臨床研修(1・2年目)
→大阪医科薬科大学 小児科レジデント(3年目)
→市立ひらかた病院 小児科レジデント(4・5年目)
→大阪医科薬科大学 小児科レジデント(5年目)
→独立行政法人労働者健康安全機構大阪労災病院 小児科医員(6年目~)


 大阪医科薬科大学で大学、初期研修時代を過ごし、専門分野が多様で、医局の雰囲気に惹かれて大阪医科薬科大学後期研修プログラムに入りました。大阪医科薬科大学は以前から多様な専門領域の疾患と感染症を含めた一般小児科疾患が共に経験できることが特徴であり、さらに新専門医制度になったこともあり、指導体制も整備されました。そのため、レポート症例には困りませんし、一般的な疾患は正しく自分で診る力が養われ、専門疾患はその領域の先生に相談しながら診療できます。また、関連の市中病院でも同様に熱心に指導いただけるので、一般疾患が主となりますが、その分多くの症例を経験でき、勉強になります。
僕は専門分野を決めあぐねていましたが、2年目の市中病院で一からエコーを指導していただく中で興味がわき、3年目では自分の専門としたい分野に絞って再度大学の各グループで研修させてもらい、消化器領域に決めました。かなり悩みましたが、悩むためにある程度希望に合わせてローテーションを組んでくださり、しっかり指導いただけ、近しい先輩・後輩にも相談できる環境のおかげで自分の意志で選択できたのだと思います。
初期研修病院を探している方、小児科は決まっていても専門分野が決まっていない方、大学病院がいいけど臨床もしたい方は是非一緒に働きましょう。


 

卜部 馨介


大阪医科大学
(現大阪医科薬科大学) 医学部
平成26年卒業


大阪医科薬科大学病院 初期臨床研修(1・2年目)
→大阪医科薬科大学 小児科レジデント(3・4年目)
→静岡県立こども病院(4・5年目)
→大阪医科薬科大学 小児科大学院生(血液グループ)(6年目)
→大阪医科薬科大学 小児科助教(准)(7年目~)


 当院は大学病院でありながら、市中病院としての側面も兼ね備えており、専門性の高い疾患だけでなく、肺炎、尿路感染症などの比較的軽度な疾患まで幅広く経験することができます。一方でレジデントの国内留学も盛んであり、特定の領域について専門性を高めたいレジデントを積極的に送り出しています。
また教育機関でもあることから、レジデントが初期研修医や学生を指導する屋根瓦式の指導体制をとっており、人に教えることで自分の知識を振り返ることができます。

 研究機関としては、大学院への入学を推奨しており、初期研修医2年目から大学院への入学も可能です。小児科では、多くの場合、小児科での専門領域を決めてから入学しています。大学院に入学しない場合でも、専門医試験を受験するための論文作成に関して積極的に指導してくれます。

 このように幅広いニーズに答えることができる医局です。小児科になることは決めたけど専門領域まではまだ・・・という方や、研究とかよくわからないし大学院ってどんなとこ?という方は是非当院に来てください。色んなスタイルで働いている先生がおり、自分に合った小児科医としての姿を見つけることができるはずです


 

河村 佑太朗


大阪医科大学
(現大阪医科薬科大学) 医学部 
平成26年卒業



済生会吹田病院初期研修医(1・2年目)
→大阪医科薬科大学病院後期レジデント(3年目)
→静岡県立こども病院(4年目前半)
→大阪医科薬科大学病院後期レジデント(4年目後半~6年目)
→大阪医科薬科大学病院 助教(准)(7年目~)


 私は学生のころから新生児医学と小児科学に興味があり、初期研修を市中病院でNICUのある済生会吹田病院で過ごしました。その後、小児科の各分野の疾患を満遍なく経験できる当院で後期研修を開始しました。当院はグループが多岐にわたり、大学病院ならではの希少疾患から市中病院で見るようなcommon diseaseまで幅広く診療を行っています。そのため、専門医試験に必要な症例はすべて当院の症例のみで事足りました。現在は、NICUで新生児科医として診療に取り組んでいます。未熟児の救命率は飛躍的に上昇してきていますが、未だ課題は多く新生児医療はまだまだ奥深く、伸びしろのある分野です。赤ちゃんの顔を見ていると疲れも癒されることが多いです。当小児科では、各グループそれぞれ趣向を凝らした研究を行っており、臨床・研究ともに学びたいことを学ぶことができる環境です。ぜひ一度、見学へお越しください。


 

藤井 裕子


大阪医科大学
(現大阪医科薬科大学) 医学部 
平成26年卒業



大阪医科薬科大学病院 初期臨床研修(1・2年目)
→大阪医科薬科大学 小児科大学院生(腎臓グループ)(3~6年目)
→大阪医科薬科大学 小児科助教(准)(7年目~)


 私は、元々は内科志望だったのですが、初期研修一年目に小児科腎臓グループで研修させていただき、あるネフローゼ症候群の患児を担当したことがきっかけで、現在に至ります。学生の頃は、「ステロイドが良く効く病気」としか思っていなかったネフローゼ症候群ですが、実際に患児を担当し、イメージは一変しました。実はまだまだわかっていないことが多く、こんなにもこどもたちの大切な時期のQOLが損なわれる病気であることを、深く実感しました。臨床を重視しつつも、病因に迫ることができる基礎実験もやっていきたいとの思いで、前教授の勧めもあり、3年目から大学院へ進学しました。わからないことばかりでしたが、グループの垣根を越えて諸先生方にご指導いただきました。微小変化型ネフローゼ症候群の基礎研究の成果により、論文が完成し、学位取得予定です。今年からは臨床研究も進めており、新たな基礎研究にも取り組む予定です。臨床も研究も頑張りたい、という先生にも、しっかり応えてくれる医局だと思います。こどもたちの未来のため、ぜひ一緒に頑張りましょう。


 

松田 卓也


金沢医科大学医学部 
平成26年卒業



大阪医科薬科大学病院 初期臨床研修(1・2年目)
→市立ひらかた病院 小児科レジデント(3・4年目)
→大阪医科薬科大学 小児科大学院生(内分泌グループ)(5・6年目)
→大阪医科薬科大学 小児科助教(准)(7年目~)


 大阪にも京都にもアクセスの良い高槻市は、都会と自然の2面性を兼ねそろえた街です。
高槻市は、「子育て環境の良い街ランキング」と「住んでみて良かった街ランキング」の1位に選ばれている市です。その理由の1つとして、医療体制の充実が挙げられます。救急医療体制が整っており、医療の空白時間がほぼありません。小児の救急医療も充実しているので、子育てもしやすいと人気があります。と、ネットに書かれています。そんな高槻の街を維持していくことは、小児科医としてとっても誇らしいことだと思います。もちろん仕事のパフォーマンスを上げるためは、日々の心身を「ととのえる」ことも大切です。高槻市は「住んでみて良かった街」でもあるため、その点も問題ありません。私にとって、ここでの研修はネット以上に高評価です(詳細は別レジデント参照)。

 大阪医科薬科大学病院で働きたくなりませんか?小児科、当医局、高槻市に興味のある方はぜひ見学にお越しください。