呼吸器内科は一般病棟約40床を有し、年間入院数約900件以上と豊富な症例数を有しています。肺がん、呼吸器感染症、COPDを含めて呼吸器病学全般に関して幅広い呼吸器内科の専門研修を受けることが可能です。
呼吸器内科のレジデント研修は、呼吸器病学全般の知識と臨床能力および技術を修得することを目的とし、呼吸器領域のいかなる分野の診療においても習熟した呼吸器専門医の育成を目的とします。
呼吸器内科では、頻度の高い呼吸器疾患(呼吸器感染症、肺癌、気管支喘息、COPD,びまん性肺疾患、呼吸不全など)を各分野の指導ももとに経験することがでいます。さらに、
呼吸器内科専門外来の診療現場に入って、外来における専門診療の知識・技能と態度のあり方をも学べます。
また、日常の臨床から得られる様々な問題点から発展した臨床研究を積極的に企画し、実践する能力を身につけることができる研修システムを構築しています。具体的には、①学会報告や症例報告、②臨床研究から論文作成、③当科と連携を深めている呼吸器疾患研究における基礎リサーチへの参加、などがレジデント研修期間に可能です。
そして呼吸器科研修カリキュラムに基づく臨床経験、技量の習得は、日本呼吸器学会専門医の受験資格取得のために重要な過程となります。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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午前 | 病棟 | 気管支鏡 | 病棟 | 抄読会(朝) 気管支鏡 |
LDC(朝) | 病棟 |
午後 | 医局会 (夕方) |
教授回診 症例検討会 (夕方) |
病棟 | 病棟 | 病棟 | - |
臨床 |
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研修医の指導 |
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臨床研究 |
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その他 |
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臨床 |
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研修医の指導 |
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臨床研究 |
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臨床 |
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研修医の指導 |
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臨床研究 |
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レジデント研修3年間以降は、呼吸器専門病棟を有する関連施設で、さらに多くの経験を積むことができるシステムを組み込んでいます。呼吸器専門外来の診療、院内での他科からのコンサルテーション、肺癌の専門治療など呼吸器内科専門医の修練として重要な期間を送れるように指導体制を整えています。 ただし、関連病院での研修開始時期、期間は個々の状況に応じて調整しています。
■関連施設
レジデント研修終了後に、大学院への進学が可能です。研修修了前でも、本人の希望があれば卒後5年時から進学が可能です。(内科学Ⅰ教室の内規による)
内科学Ⅰ教室では内分泌代謝学、呼吸器病学、血液病学の3つの内科学臨床部門を抱え、診療領域を超えて共通した研究手技(遺伝子・蛋白解析など)を整備する他、共通の場で研究を発表することにより、多学的な視点からディスカッション、フィールドを超えた共同研究が可能となっています。また、当科は特に各個人の希望を最大限に重視し、臨床に属しながら基礎教室での研究、他施設研究機関での研究も同時に行っています。
日本呼吸器学会専門医 | 7名 |
日本呼吸器内視鏡学会専門医 | 1名 |
日本アレルギー学会専門医 | 1名 |
日本内科学会認定指導医 | 1名 |
日本内科学会認定総合内科専門医 | 4名 |
日本内科学会認定内科医 | 9名 |
日本臨床腫瘍学会指導医 | 1名 |
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医 | 2名 |
がん治療認定医 | 3名 |
日本内科学会/日本呼吸器学会/日本呼吸器内視鏡学会/日本臨床腫瘍学会/日本癌治療学会/日本癌学会/日本肺癌学会/日本アレルギー学会/日本感染症学会/ IASLC / ASCO / ESMO /日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会(JSSOG) / American Thoracic Society(ATS)