大阪医科薬科大学病院  呼吸器内科

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入局を目指す方へ

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学生・研修医の諸君へ

肺という窓を通して全身を診ませんか

呼吸器疾患患者は多いのに呼吸器専門医は多くありません。呼吸器専門医のいない病院も多く、当院でも十分対応しきれず、初診まで待たせたり、お断りしたりすることがあります。呼吸器内科では研修医・レジデントを募集しています。やる気さえあれば活躍する場所はいくらでもあります。

大学病院ならではの豊富で多彩な症例から学ぶことも多いでしょう。問診の取り方から身体所見、画像診断、治療法など勉強することも少なくはありませんが、悩んだときはやさしいスタッフがサポートしてくれます。

何をしたいか決まっていない人でも、呼吸器のカバーする範囲は、肺癌・臨床腫瘍学、喘息・アレルギー、感染症、間質性肺炎、COPD、呼吸不全など多彩です。入局してから考えても遅くありません。また最終的に一般内科を目指す人でも呼吸器を基礎に勉強してあればスムーズに移行できると思います。

我々と一緒に呼吸器病を勉強していきませんか?希望者はいつでも歓迎いたします。

 

先輩レジデントからのメッセージ

急性期から慢性期まで幅広く経験できます

レジデントメッセージ平成29年度に大阪医科大学を卒業し、市立ひらかた病院で初期研修を経て令和元年に呼吸器内科・呼吸器腫瘍内科に入局しました。
呼吸器内科は急性期から慢性期まで幅広く診療できるところが魅力で、それぞれ疾患も多岐にわたります。

呼吸困難を主訴にして来院する気胸の患者さんに緊急でドレナージを行うこともあれば、肺癌の緩和ケアとして疼痛緩和などを様々な薬剤を用いてコントロールすることもあり、多くのことを経験し学ぶことができます。また、肺癌に関しては特に熱く、多くの治験に参加して世界の最先端を走っています。

ジェネラリストからスペシャリストまで、自分の成りたいところへ後押ししてくれる環境があり、大学で上を目指すもよし、市中へ出たり開業するもよしと自由な選択肢が待っています。

満屋 奨(2017年卒)

他の女性の先生と喋る機会も多く、相談に乗ってもらえます

はじめまして。私は現在、大阪医科大学第一内科 呼吸器内科・呼吸器腫瘍内科で後期レジデントとして勉強させていただいております。
もともと癌治療や緩和ケアに興味があり将来は癌患者さんやご高齢の方と関わっていたいなという漠然とした想いがありました。

初期研修の時に患者さんに対して細やかな気を配って治療されていた呼吸器内科の先生に憧れて呼吸器内科を専門としました。初めは不安でいっぱいしたが、相談しやすい上級医の先生、看護師さん、同期のおかげで不安は吹き飛び充実した毎日を送っております。
当初女性の先生が少なかったことがかなり不安だったのですが、レジデント部屋やロッカーで他科の女性の先生と喋る機会も多くいつも相談に乗ってもらえるため、不安どころか現在はとても心強く安心して過ごすことができています。

呼吸器内科には、さまざまな分野があり、いろいろ興味を持てることがあります。少しでも当科に興味のある先生はまずは気軽に見学にきてください。ぜひ、お待ちしております!  

金岡 聖恵(2017年卒)

大阪や京都へのアクセスも良く、勉強会等も参加しやすいです

大阪医科薬科大学病院で初期研修後、内科専攻医として入局しました船本と申します。
父の影響を受け内科医を志し、医学部へ入学しましたが、具体的にどの診療科へ行くか決めていませんでした。
実際に初期研修医として呼吸器内科をローテートし、呼吸器の内科としての幅広さ、教育的なカンファレンス、77病棟独自のチーム医療、先生方のアットホームな雰囲気など多くの魅力を感じ呼吸器内科へ決めました。

また、新専門医制度joslerによる症例登録が始まっています。大学での豊富な症例や多数の専門家から丁寧な御指導をいただき、日々成長を感じています。

大学の位置する高槻ですが、大阪や京都へのアクセスも良く、勉強会等参加しやすいです。休日プライベートのバランスも良いです。毎日が本当に充実しています。
是非当院で内科医として最初の一歩を踏み出しませんか。レジデント一同お待ちしております!  

船本 智哉(2017年卒)

大学院生からのメッセージ

平成19年に大阪医科大学を卒業し、同大学附属病院で初期研修を2年間行った後、当医局に入局いたしました。
入局後は臨床経験を積みながら、平成28年に大学院に入学致しました。 大学院では基礎研究に携わらせて頂き、免疫チェックポイント阻害剤と心筋炎の関係をテーマに学会、論文発表を行い、充実した日々を送ることができました。

これからも基礎研究に携わることで得られた知識や経験を糧として、臨床の診療でも生かしていけるよう精進していきたいと思っています。

 

池田科長からのメッセージ

真実は、身近な出来事の中に潜む。

2020年4月1日付で、前任の後藤功先生の後を受けて科長を拝命した池田です。

呼吸器内科の醍醐味は、何といってもその謎解きにあります。カバーする範囲は肺癌などの腫瘍性疾患から、アレルギー疾患の喘息・薬剤性肺炎、感染症、果ては睡眠がかかわってくる睡眠時無呼吸症候群と様々です。肺癌一つにしても脳・脊椎転移での麻痺から傍腫瘍症候群に伴う小脳失調と様々な神経症状、抗利尿ホルモン分泌不適合症候群(SIADH)から高カルシウム血症といった内分泌症状、癌性心内膜炎による心タンポナーデや心臓喘息といった循環器症状、はたまた腎癌や乳癌の肺転移などと広範囲な内科全般以上の知識が要求されます。また、CTなどの画像モダリティーが格段に進歩して、胸部に関しては病理所見と一対一にかなり対比できるまで解像度が上がってきました。このため同じ画像を見ていても他科のドクターが知りえないことまで”読める”ようになってきました。放射線科の先生方との違いは、わからなければ患者さんに積極的に問診し診察する事でより知りたい情報を得ることができ、そして自らの手で気管支鏡などの検査を行う事により積極的に診断・治療に結び付ける事ができ、さらに治療の経過を見る事でそのダイナミックな変化を知る事ができます。

呼吸器の領域はまだまだ未知のことが多く、それに対して循環器や消化器の領域と比べて圧倒的に医師数が少ないのが現状です。その為、若い方が入って来ていただいても、まだまだ手つかずの領域が多く活躍できる場が十二分にあります。例えば今回のcovid-19にしても、従来ウイルス感染症の画像は十把一絡げとして扱われていましたが、どうしてこのような特徴的な画像をとるのか、またこの画像からどこまで早期に診断・治療に結び付けることができるのか、そして治療はどうするのかchallengingな問題が一杯です。さあ一緒に、日常の診療の謎解きで隠れている事実を突き止め、そしてさらにその裏に潜んでいる普遍的な真実を探し出し、担当の患者さんだけでなく国境を越えて多くの方々の役に立つように、世界に情報を発信しましょう。

「真実は、身近な出来事の中に潜む。」

藤阪科長からのメッセージ

ダイナミックな変化の中、活躍のフィールドは無限です

肺癌を含んだ呼吸器悪性腫瘍の診療は、今まさにダイナミックな変化の中にあります。志あふれる若き氏の活躍のフィールドは無限です。

腫瘍分子生物学の発展、腫瘍免疫学の解明、スーパーコンピューターの創薬への導入など、20年前に初めて抗がん剤の非小細胞肺癌に対する有用性が証明された頃と比べると隔世の感があります。分子標的治療薬の登場からがんゲノム医療につながるPresision Medicineの展開そしてがん免疫療法の臨床導入が、患者さんの未来をかえていきます。

患者さんの人生と伴走すること

がん診療をすること、それは患者さんの人生と伴走することだと思っています。常に対話し共に悩み、笑い、考える、その積み重ねが患者さんの未来を照らし、これから医師として成長していく皆さんの途を示してくれると思います。さあ、私達と共にいっしょに駆け出しましょう。


中村病棟医長からのメッセージ

呼吸器内科・呼吸器腫瘍内科では豊富で多彩な症例を経験することができます

当科のホームページにお越しの研修医の皆さん、病棟医長の中村です。

このような場所では皆さんに向けて呼吸器内科・呼吸器腫瘍内科の魅力を語るべきなのですが、呼吸器の魅力は多様で奥が深く、この場だけで語りつくすことはとても難しいです。

私自身は呼吸器疾患の中では喘息・COPDの診療、特にアドヒアランスをいかに向上させるか、どのデバイスが目の前の患者さんに最も適しているか等を考えることにやりがいを感じています。
その一方で緩和ケアにも関心があり、科長の許可をいただき、緩和ケアチームの活動にも参加させていただいております。

他にも、感染症、びまん性肺疾患、治験や臨床試験を含む肺がん診療等、私の仲間達は自分自身の得意分野を持ち、それぞれのスタイルで呼吸器診療に取り組んでいます。
大学病院という施設では、common diseaseはもちろん、他の医療機関では手に負えない難しい症例から、珍しい症例に至るまで、豊富で多彩な症例を経験することができます。
当科に興味をもってくださった研修医の皆さん、私たちと一緒に様々な症例を経験し、呼吸器診療の奥深さを体験してみませんか?

また、当科のスタッフは教えるのが大好きです。毎週木曜日にローテーション中の研修医の先生を対象にしたモーニングレクチャーを開催している他、2016年度からは、当院で研修されているすべての研修医の先生を対象とした勉強会も定期的に開催するようになりました。呼吸器内科をローテーションしない研修医の先生たちにも呼吸器診療の魅力を伝えられれば、と思い、私たちスタッフ一同全力で取り組んでいます。大阪医科薬科大学病院で研修される(されている)皆さん、是非私たちの勉強会に足を運んでみてください!

仲間の拠り所のような存在になること

最後に私が病棟医長として、心掛けていることをお伝えします。
それは「仲間の拠り所のような存在になること」です。

短期間のローテーションで私たちの元にやってくる研修医、レジデントの先生も、その期間は私たちの大切な仲間です。短期間のローテーションとはいえ、しんどいこと、辛いこと、悲しいことを経験する可能性はゼロではありません。そんな時は一人で抱え込まないで私を頼ってください。皆さんが安心して研修生活を送れるよう全力でサポートいたします。
ホームページを通してではなく、皆さんと直接お会いする機会がくることを心からお待ちしています。

 

吉田外来医長からのメッセージ

多岐に渡る疾患に触れ合う機会が得られます

当科の外来では、他科からのコンサルトや他院からのご紹介にたいして柔軟かつ迅速に対応できるよう心がけております。

また当院で勉強をご希望される先生がいらっしゃいましたら、希少疾患に対する外来診療や他科からの診察依頼、開業医の先生からご紹介のcommon diseaseなど多岐に渡る疾患に触れ合う機会が得られるのではないかと思います。それが自分自身の医師としての経験値になるのではないかと考えております。

ご興味があるかたは、いつでもご連絡をお待ちしております。
やりたいという気持ちだけで十分です!外来診療の勉学に関しましてご希望に添えられるよう努力致します。


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