小腸の組織所見(図2)では、粘膜下層の細動脈の内膜の線維性肥厚、弾性板の断裂を認め、細胞浸潤は極軽度だが血管炎の所見と考えられた。同様の所見は、胃、大腸、仙骨部潰瘍底、心筋内、上腕三頭筋、腸腰筋の中小動脈にも認められた。腎臓には血管炎の所見は認められなかった。
( 胸部XP(9201) / 胸部XP(9204) / 胸部CT(9204) / 胸部CT(9206) / 経過表 / 組織像(肺) / 組織像(小腸) / まとめ )