教授からのメッセージ

　私は、ヒトが何かを認知し分析し行動をおこす背景として、「おもしろさ」が何よりも影響すると考えています。単におもしろいといっても、いろんなおもしろさがあるとは思いますが、私が重要視するのは「知りたい！」と思い願う気持ち、すなわちcuriosity　知的好奇心です。とくに医学を志し学ぼうとする人に期待したいのは、自分が感じ持つおもしろさを大事にし、追求してほしいということです。このような姿勢は、医学や研究の世界はもとより、社会全般をも動かしていく源泉であると信じます。私たちの役割としては、それぞれの個人が持っている個性や興味を引き出しつつ、共におもしろがることと思っています。このような教室の方針に共感してくれた仲間がたくさん集い、おもしろさを共有する場を私たちが提供できれば、それは望外の喜びです。

廣瀬善信
大阪医科薬科大学 医学部 病理学教室　教授
大阪医科薬科大学病院　病理部・病理診断科　部長

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