診療科について

教室(診療科)の特色

糖尿病代謝・内分泌疾患は全身疾患であり、様々な症状や合併症を引き起こすことが特徴ですが、当科では単に対象疾患の管理を行うだけでなく、当科の属する内科学1教室の基本理念でもある、患者さんの立場に立った全人的医療を実践しています。また、特定機能病院の特性を生かし、新しい治療法の開発や導入などを積極的に進めると共に、循環器内科、神経内科、眼科、腎臓内科、血液浄化センターなど、関連する他科とも緊密に連携をとりながら高度なチーム医療を実践しています。

今川 彰久(いまがわ あきひさ)(科長)
専門分野 糖尿病、劇症1型糖尿病
職歴 1989年新潟大学医学部卒業
大阪大学、大阪医科大学、市立豊中病院等での勤務を経て、2016年より現職
主な学会/専門医資格 日本内科学会、日本糖尿病学会、日本内分泌学会、総合内科専門医、糖尿病専門医、内分泌代謝科専門医
研究課題 1型糖尿病の成因解明と根治療法の開発

教室(診療科)の概要・特徴

糖尿病代謝・内分泌領域のあらゆる疾患に対応しています。
糖尿病については他科との綿密な連携と、七職種のコメディカルによる「糖尿病のトータルマネージケア」を実践し、地域連携を見据えたチーム医療も行っています。
1型糖尿病の患者さんには、持続血糖値モニタリング(CGM)や持続注入ポンプ(CSII)を用いた治療、カーボカウントなども積極的に行っています。
特に1型糖尿病の約2割をしめる「劇症1型糖尿病」については、糖尿病学会劇症1型糖尿病調査委員会事務局としてナショナルセンターの役割を担っております。
内分泌領域については、内分泌検査及び画像検査による的確な診療と治療方針の決定を行っています。
研究は甲状腺疾患や下垂体疾患のほか、劇症1型糖尿病については臨床研究や分子生物学的アプローチを用いた基礎的研究や上記調査委員会の一環事業である全国疫学調査など、いくつものプロジェクトを活発に行っています。

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