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腎盂形成

成人腎盂尿管狭窄に対するロボット支援腹腔鏡下腎盂形成術について

成人の腎盂尿管移行部狭窄(UPJO)に対する外科治療では本邦では腹腔鏡下腎盂形成術が広く行われています。
本術式は高度の縫合結紮技術が必要な手術であること、UPJOの症例数がそれほど多くないことなどから近年手術件数は全国的に横ばいとなっています。

海外では、2009年に全米においてUPJOにおける45.1%を繊細な手術手技が可能であるロボット支援腹腔鏡下腎盂形成術が占めるようになり、開腹手術(44.7%)を上回っています。本邦においても複数の施設で倫理委員会の承認を得て導入の試みが行われている状況です。

この術式は健康保険の対象とならず、入院中にかかる費用はすべて自費での扱いになります。具体的には腎盂尿管狭窄に対して全身麻酔下に尿管ステントを留置した後、体外から操作用のポートを挿入しda VinciTMシステムに接続し後腹膜腔の展開、および狭窄尿管の切開および尿管の再吻合を行います。高難度の縫合技術を必要とする腎盂尿管形成術をda VinciTMシステムを用いて行うことにより安全かつ繊細な手術治療が可能となります。

全身麻酔下に、載石位にて経尿道的に逆行性に尿管ステントを挿入し患側を上方とした半側臥位とし体位を固定します。カメラポートおよび操作用ポートを挿入しロボットアームに装着して後腹膜腔を展開し、尿管を剥離した後に狭窄部尿管を切離(もしくは切開)し尿管の再吻合を行うことになります。

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