不整脈部門

不整脈には治療の必要のない軽症例から生命に関わる重症例まで様々ありますが、現在では各疾患についての原因・病態が次々に明らかとなり検査法や治療法も多様となっています。

不整脈部門では、心臓カテーテルや心エコーなどの臨床部門やさらには心臓血管外科などと密接な連携のもと、心臓をはじめ全身の病態を詳しく精査し最新の情報に基づいて最善の医療を提供できるよう診療にあたっています。

最近の不整脈分野の進歩は著しく、従来の薬剤治療やペースメーカー治療などに加えて、頻脈性不整脈に対するカテーテル・アブレーションや心不全に対する心臓再同期療法(CRT)なども行われるようになりました。大阪医科薬科大学病院においてもこれら最新治療に積極的に取り組んでおり、良好な成績を収めています。

循環器に興味ある研修医師へ

不整脈は日常遭遇することが少なくない疾患です。病態も多彩で、担当医には全身を診る能力と冷静な即時判断力が必要とされます。当科の研修ではこのようなトータルマネジメント能力の育成に加えて、希望者には専門領域として心臓電気生理(アブレーション)やCRTなど最新治療も経験していただくことができます。

後期研修以降はさらに個々の技術習得や研究のため関連施設での研修も可能です。以前は研修医から「不整脈は難しく苦手」という言葉をよく耳にしましたが、そのような時代は終わり、今や「不整脈は明快で面白い」という時代になりました。興味ある方は男女問わずぜひ気軽にお訪ね下さい。

 

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