成人市中肺炎診療ガイドライン(2005年10月版日本呼吸器学会)


はじめに

○診断 : 原著第4章参照

○重症度分類、外来・入院の判断(原著第5、6章参照)
JRS2000では、日本化学療法学会の分類に準拠し、身体所見及び検査所見から重症度の判定を行っていたが、この分類のパラメータでは生命予後との相関 が得られなかった。
そこで新たに、身体所見、年齢による重症度分類(A-DROPシステム)を採用することになった。
A-DROPシステム
A-DROP by javascript
ただし必ずしもエビデンスのある分類法ではないことに注意が必要。

 しっかりしたエビデンスがある重症度分類は、IDSA2000でも採用されているPort Studyの分類です。
A Prediction Rule to Identify Low-Risk Patients with Community-Acquired Pneumonia ,Fine MJ et al. NEJM 1997;336:243-250
Prediction Rule(NEJM)
Prediction Rule(NEJM) by javascript


○原因微生物の検索(喀痰グラム染色、尿中抗原)(原著第7章参照)

細菌性肺炎と非定型肺炎の鑑別(原著第8章参照)

○抗菌薬使用に関する新しい考え方。(原著第11章参照)
耐性菌防止対策
PK/PDを考慮した抗菌薬の投与法

成人市中肺炎のエンピリック治療(原著第12章参照)

原因菌判明時の抗菌薬の選択(原著第13章参照)