精神症状、腎の血管筋脂肪腫もなく、喀血、気胸の合併は認めませんでしたが、胸部CT上の多数の小嚢胞性病変を認め肺気腫との鑑別が問題になりました。 喫煙量が少量であること、α1アンチトリプシン正常なこと、妊娠可能な年齢であることより、臨床的にLAMと診断しました。 プロゲステロン剤の投与を開始し、1年間継続しましたが効果は認められませんでした。 また平成9年4月より9月まで在宅酸素療法行うも医療負担の増加のため中止。 平成9年12月31日自宅にて死亡。 この時同時に睡眠薬も発見されたため行政解剖となりました。