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 患者は咳嗽、喀痰、呼吸困難訴える45才女性。平成4年頃より咳嗽、喀痰が持続。 平成6年末よりゴルフコースをまわったときの息切れ、 さらに平成7年はじめより階段昇降時の動悸、息切れを自覚していた。 平成7年10月人間ドックで心電図異常、混合性換気障害指摘され、11月当院受診となる。 喫煙は20才より一日7本。既往歴は9才虫垂炎、35才帝王切開。

身体所見では頻脈と呼吸音の低下。 一般生化学では異常所見を認めず、α1-antitripsin も238mg/dlと正常。

心電図では洞性頻脈、肺性P波とV1ーV3でのQSパターンを認めました。

血液ガスではPaO2は、66.7torrと低酸素血症を認め、呼吸機能上は、一秒率46.0%と閉塞性換気障害を認めました。
血液ガス:pH 7.416, PaCO2=36.4Torr,PaO2=66.9Torr、呼吸機能:VC2.31L,%VC88.8%,FEV1.0=0.91L,FEV1.0%=46.0%

初診時の胸部レントゲンです。過膨脹とびまん性の網状影を示しています。胸部XP(FlashPix)


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