多くの人の役に立てる医療人へ、
実務実習に、研究に、全力で。
薬学部 第4学年外薗 仁美 さん
- 大阪医科薬科大学の薬学部を
選ばれた
理由を教えてください。 - 理由は三つあります。一つ目は、私が入学するタイミングで大学が統合し、附属の大学病院ができたので、5年次の実務実習の環境がより良くなると考えたからです。二つ目は、公募推薦の入試形式があり、一般受験よりも早く受験することができたからです。三つ目は、自宅から通学しやすい距離だったからです。6年間通うことになるので、自宅からの通学のしやすさも大きな決め手となりました。

- 現在、主にどのようなことを学ばれていますか?
- 法律や社会保障、薬物治療など、さまざまな専門分野を学習するとともに、5年次の実務実習に向けて、薬剤師業務の基礎を学びました。実務実習に参加するためには、「薬学共用試験」に合格する必要があります。薬学知識が問われる「CBT」では、模試で自分の苦手な範囲を把握し、それを丁寧に克服していきました。臨床実技が評価される「OSCE」では、先生方の手厚い指導のもと、授業内で繰り返し練習ができたので自信を持って試験に臨むことができました。

- 研究室ではどのようなテーマに
ついて
研究を進めていますか? - 医薬分子化学研究室に所属し、微生物を共培養することによる新しい化合物の探索に取り組んでいます。まだ発見されていないものを探す、まるで宝探しのような研究テーマですが、このデータが出たら目標の化合物に近づけたというように、少しずつ道標を探しながら進めていくのが面白く、ワクワクしながら研究しています。同じことを何度も繰り返して、精度を上げていくという実験スタイルですが、その中で予想もしない結果が出たりするのも研究の魅力だと思います。

- 大阪医科薬科大学の薬学部の魅力は
どこだと思いますか? - 設備環境が整っており、研究をしっかり行えるところも魅力ですが、やはり一番は先生方だと思います。どの先生も熱心に授業に取り組んでくださるので、授業がとても充実しています。また、分からないことがあれば、授業前後の空き時間に気軽に質問することができますし、直接、先生の研究室に行っていろいろなお話を聞くこともできます。もし、皆さんが本学の薬学部に入られたら、積極的に先生に声をかけて多くのことを吸収してほしいです。
外薗さんの時間割
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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1限 9:00-10:30 | 研究室 | 薬学基礎 演習 |
研究室 | 薬学基礎 演習 |
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2限 10:40-12:10 | 医療統計学 | ||||
3限 13:00-14:30 | コミュニティ ファーマシー |
臨床導入 学習2 |
臨床導入 学習2 |
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4限 14:40-16:10 | |||||
5限 16:20-17:50 |
※時間割は一例であり、実際とは異なる場合があります。
学びのステップ
- 入学前
- 元々、アレルギー体質だったこともあり、私にとって薬は身近な存在でした。薬学部を強く意識したのは高校2年生の頃です。化学の授業で、解熱鎮痛剤に使われるアセチルサリチル酸の合成について学んだ時に、化学と薬の関わりに興味を持ち、他の薬はどのように作られているのかを知りたいと、薬学部を志望しました。
- 1 〜 2 年次
- 高校で学んできたことの延長のような内容から、薬学の基礎までを学びます。薬学は化学が一番重要だと思っていましたが、病気を治療するという観点では生物も重要であると感じました。また、高校までとは違って大学では、知識を覚えるだけでなくきちんと理解し、応用できることが重要だと気づき、学習の仕方を見直しました。
- 3 年次 〜 現在
- 臨床現場で必要とされる、より専門的な薬学知識やコミュニケーション能力を身につけていきます。薬がどのように効果を発揮するかなど、1・2年次に学んできたことが元となり、新しい知識とつながっていく感覚がありました。5年次から始まる実務実習では、今まで学んできたことを患者さんに還元していきたいと考えています。
- 将来の目標
- 今、一番興味を持っているのは災害派遣に関われる仕事ですが、正直迷っており、薬局と病院の実務実習で薬剤師の仕事を経験した上で、自分が本当にやりたいことをしっかり探していきたいと考えています。ただ、どの職業に就くことになっても、私が目標とするのは「多くの人の役に立つことをする」です。