患者さんとの関わりを通して、
⾃分が届けたい医療が明確に。
医学部 第5学年住友 雅弥 さん
- なぜ、医学部を目指そうと思われましたか?
- 高校1年の時に参加した、ベトナムへの医療ボランティアツアーがきっかけです。高校のOBで眼科医の服部匡志先生に同行し、その医療活動のお手伝いをしたのですが、現地の患者さんが拍手で先生を迎え、心から感謝を伝えている光景に深く心を打たれました。治療後の患者さんの笑顔や、先生が長年築いてこられた信頼関係を目の当たりにし、医師という職業の尊さをひしひしと感じました。また、元々子どもが好きだったこともあり、将来は小児医療の現場で多くの笑顔を支えたいと医学部を志望しました。
- 病院実習に参加されて、
どのようなことを学ばれましたか。 - 初めて回った心臓血管外科では、人工心肺装置で心臓を停止させて行う手術を目の当たりにし、患者さんの命を預かる医師の責任の重さに強い衝撃を受けました。座学での学習とは異なる現場の厳しさにふれるとともに、先生方が日常的に行う手技一つにも、確かな技術と経験が欠かせないと痛感しました。また、耳鼻咽喉科では患者さんとゆっくり対話を重ね、身の上話や人生観を伺うという学生ならではの貴重な経験ができ、一人一人の背景に寄り添い、最善の医療を届ける大切さを強く意識するようになりました。
- 学部の学び以外で、
力を入れていることはありますか? - 学業以外では、サッカー部の活動に力を入れてきました。医師の仕事は体力勝負の面があるので、体力をつけておいて困ることはないですし、先輩・後輩と縦のつながりができることも魅力です。先輩方にお世話になった経験を今度は後輩へと返していくサイクルは、将来の医師人生にも必ず生きると考えています。現在は週数回の練習に加え、日曜日には試合があり、仲間と切磋琢磨する日々です。引退まで一年、メンバーとの残りの時間を大切に、チーム一丸となって最後の夏の大会に挑みたいです。
- 大阪医科薬科大学の
医学部の魅力はどこでしょうか? - 最大の魅力は、先生方の面倒見の良さです。多忙な診療の合間でも、質問や相談に丁寧に対応してくださり、学生の「やってみたい」という意欲を尊重し、可能な範囲で実践の機会を与えてくださいます。あと、本学を愛する先生が多く、アットホームな雰囲気がキャンパス内にはあります。学生も多彩な個性の人が集まっており、日々良い刺激を受けています。特に運動部には、関西圏という地域性が関係しているのか、明るくて社交的な人が多く、楽しく充実した日々が過ごせています。
学びのステップ
- 1 〜 2 年次
- 一般教養と基礎医学を中心に学び、医学を学ぶための土台を築いた時期でした。心理学や病理学などの講義を通して、ヒトを多角的に理解する視点や論理的思考力を養うことができました。当時は医療現場を意識することは少なかったですが、後に臨床医学を学ぶ中で、この時の知識が医療の本質を理解する基盤になったと実感しています。
- 3 〜 4 年次
- 臨床医学の学びが本格化し、疾患を病態、生理、検査、治療という流れで体系的に理解する力が身につきました。共用試験(CBT・OSCE)に向けた勉強を通じ、知識をアウトプットする重要性も学びました。特にOSCEの実技練習を行う中で、もうすぐ病院実習が始まることを意識するようになり、医療現場との距離が縮まってきたことを実感しました。
- 5 年次 〜 現在
- 病院実習で患者さんと直接関わることで、医療への意識が大きく変化しました。診察や問診を通して、教科書だけでは分からない患者さんの背景や思いにふれ、その人生に関わることの重みを実感しています。また、白衣を纏うことで周囲から医療者として見られるようになり、適切な振る舞いや責任感を意識する中、医師としての自覚も深まりました。
- 将来の目標
- 小児科での病院実習を終え、子どもたちのキラキラした笑顔を守りたいという思いがより強くなりました。指導医の先生からは現場の厳しさを伺いましたが、気持ちは揺らぎませんでした。将来は、お子さんはもちろん、ご家族とも真摯に向き合い、丁寧な対話を通じて「この先生に任せて良かった」と心から信頼される医師を目指します。
