4年間で学んだことの全てを、
病院実習で患者さんのために。
医学部 第4学年中村 明⽇⾹ さん
- 4年次を振り返ってみて
いかがですか? - 4年次で最大の目標となるのが共用試験です。これまでの学びの総復習となるCBTは、その膨大な試験範囲との戦いでした。私は、ただ暗記するだけではなく、疾患の成り立ちなどを含めストーリーとして理解することで知識を定着させていきました。勉強ばかりでつらい日々が続きましたが、友人と進捗を共有しつつ、カフェやご飯に行って息抜きをすることで、モチベーションを維持していました。また、CBTが終わった1週間後にOSCEという過酷な日程でしたが、友人と何度もシミュレーションを重ね、無事に合格することができました。
- 学部の学び以外で、
力を入れていることはありますか? - 医師は体力勝負だと聞いていたので、本格的な運動部に入ろうと考え、見学して雰囲気の良かった剣道部に入部しました。大学から始めたので、最初の試合ではすぐ負けてしまったのですが、練習を重ねることで段々と試合でも勝てるようになり、先日三段に合格することができました。剣道を通じて、粘り強く取り組むことの大切さを学び、人間的にも成長することができたと思います。また、部活を通じて築けた先輩・後輩、同期との絆や他大学生とのつながりは、一生の宝物です。
- 大阪医科薬科大学の
医学部の魅力はどこでしょうか? - この大学の魅力は、勉強会や先生方との交流会、さらには国際交流など、さまざまなイベントが充実しているところです。私は3年次の夏、友人と共に「国際生理学クイズ大会」に出場し、フィリピンのセブ島を訪れました。そこで余興としてアジア各国の医学生の前でソーラン節を披露したところ、予想を上回る大好評を博しました。演舞後にはほとんどのチームから声をかけられ、記念撮影や連絡先の交換を頼まれました。この国境を越えた交流は、現在も続いています。
- 学生研究では、どのようなことに
取り組まれましたか? - 学生研究医制度を利用して、高校時代から興味のあった植物系の実験に生物学教室で取り組みました。具体的には、菊の葉を切り出し、植物ホルモンを制御して細胞を「受精卵」の状態へと「初期化」させ、新たな個体を再生させるという実験です。他に所属学生がいなかったため、自分がやりたい実験を一緒にしていただいただけでなく、研究以外でも学生生活の悩みの相談にも乗ってくださいました。私の研究意欲を全力でサポートしてくださった先生方には感謝しかありません。
学びのステップ
- 入学前
- 医師として働く両親の姿に憧れを抱いていましたが、具体的に進路を決めたのは遅く、高3の夏でした。高校で生物部に所属しており、植物の研究に強い関心があり、最後まで農学部と進路を迷っていたからです。担任の先生から「医学部卒業後に大学院で植物研究へ進む道もある」と助言をいただき、医学部志望を決めました。
- 1 〜 2 年次
- 1年次は数学や物理など高校の延長線上のような授業が中心でしたが、2年次からは正常な人体の構造や機能を学ぶ基礎医学が本格化しました。特に印象に残っているのが解剖実習です。入念な予習と実習を繰り返す多忙な日々でしたが、実体験を通して複雑な構造への理解が深まり、医師としての道を歩み始めたことを強く実感する機会となりました。
- 3 年次 〜 現在
- 3年次から始まる臨床医学では、大学病院で働かれている先生方から実際の現場や手術の話を伺うことができ、大変興味深く学べました。4年次の1月から始まった病院実習では各診療科を回っていますが、授業で習ったことのない疾患や、教科書通りではない症状に直面する機会も多く、臨床の難しさと奥深さを肌で感じる毎日です。
- 将来の目標
- 病気を治療するだけでなく、患者さんの社会的背景や心理面にまで寄り添える医師になりたいです。また、研究活動にも注力し、新たな治療法の開発や未知の疾患の解明に挑む探究心を持ち続けたいです。現在は膠原病内科や血液内科に興味がありますが、病院実習で経験を積みながら進むべき道をじっくり模索していきたいです。
