
精神科を志した理由
僕は少し特殊な経歴で当院の精神科へ入局しました。
元々、患者さんと沢山会話したりすることが好きであり、当院の研修でローテションした精神神経科の雰囲気が良く、「研修医が終わったら手技も少なくて伸び伸びできそうな精神科に入ろう」と精神神経科へ入局することを決めていました。そんな時、閉鎖病棟で担当していた患者さんが急変し、心停止しました。その際、第一線で治療にあたっていたのは担当医である自分ではなく、救急医療部の医師達でした。その光景を見た時に、「自分が担当医なのに動けないのは腹が立つし、このままではいけない。」と感じ、「まず患者さんの身体の全身管理と急変対応ができて更に精神も両方治療することができる医師」を目指し、2020年、救急医療部へ3年間の期限付きで入局しました。
救急の3年間はCOVID-19との戦いであり、治療法やワクチンがなかった時代でした。そんな過酷な環境は自分にとって充実しており、気管挿管やECMO導入など、命を救う処置が出来るようになったことや、全身管理についても学ぶことが出来ました。また、救急2年目で配属された倉敷中央病院ではベストシニアレジデント2位に選出されました。2022年度より、大阪医科薬科大学病院は三次救命センターが設立され、救急医としてその立ち上げを少々手伝いました。そして、念願が叶い、2023年に当院精神神経科へ入局し直し、同年救急専門医を取得しました。
元々、患者さんと沢山会話したりすることが好きであり、当院の研修でローテションした精神神経科の雰囲気が良く、「研修医が終わったら手技も少なくて伸び伸びできそうな精神科に入ろう」と精神神経科へ入局することを決めていました。そんな時、閉鎖病棟で担当していた患者さんが急変し、心停止しました。その際、第一線で治療にあたっていたのは担当医である自分ではなく、救急医療部の医師達でした。その光景を見た時に、「自分が担当医なのに動けないのは腹が立つし、このままではいけない。」と感じ、「まず患者さんの身体の全身管理と急変対応ができて更に精神も両方治療することができる医師」を目指し、2020年、救急医療部へ3年間の期限付きで入局しました。
救急の3年間はCOVID-19との戦いであり、治療法やワクチンがなかった時代でした。そんな過酷な環境は自分にとって充実しており、気管挿管やECMO導入など、命を救う処置が出来るようになったことや、全身管理についても学ぶことが出来ました。また、救急2年目で配属された倉敷中央病院ではベストシニアレジデント2位に選出されました。2022年度より、大阪医科薬科大学病院は三次救命センターが設立され、救急医としてその立ち上げを少々手伝いました。そして、念願が叶い、2023年に当院精神神経科へ入局し直し、同年救急専門医を取得しました。
私の仕事紹介
精神神経科に転科して2年目になります。現在、精神神経科では思春期チーム、気分障害(r-TMS)チーム、リエゾンチームといった3つのチームに所属し、上級医の先生方に助けて頂きながら楽しく診療しています。その一方で、救急医療部の三次救命当直も並行しております。救命センターが設立されたことで、これまで以上に精神神経科と救急医療部が密に連携することが必要になりました。そこで、自分が両立を続けているからこそ、双方の架け橋になることを両科から任されました。具体的には、救急医療部で入院している精神疾患を併存した患者さんの身体・精神状態をいち早く把握し、それを病棟医長や精神科病棟師長に速やかに情報伝達し、転科したほうが良いのかを検討し、また、精神科病棟に入院している救急医療部から転科した患者の身体状況を救急医療部に伝達し、本当にその身体管理でいいのかを検討する、といったことをコソコソとしています。大変ですが、それは自分にしかできないミッションであると思い、やりがいを感じながら取り組めていると思います。ただ、精神科の知識・救急の知識はまだまだ中途半端であるためもっと貪欲に学んでいこうと考えています。
教室の魅力
当教室は若手が多く活気が溢れております。仲も良く笑顔の多い医局だと思います。
時にカンファレンスでは真剣な空気になることもありますが、全ては目の間にいる患者さんのことを思いながら真面目に討論しています。メリハリが効いたい良い医局かと思います。
時にカンファレンスでは真剣な空気になることもありますが、全ては目の間にいる患者さんのことを思いながら真面目に討論しています。メリハリが効いたい良い医局かと思います。
メッセージ
少しでも当科に興味を持って頂いたのであれば、是非見学に来てください。
もし当科へ入局して、「身体管理とかどうしていったらいいのだろう」と少しでも悩むことがあれば、自分が責任をもって教えます。個人的な話になりますが、僕と同じような考えを持った学生さん、先生方が集まってくれると嬉しいです。