対象は、原発性肺癌手術例50例で、その組織型は腺癌29例、扁平上皮癌19例、小細胞癌2例であった。
標本の作成・検討
Heitzmanの方法による伸展固定肺を作成し、腫瘍部分を1cmの厚さに薄切し 関与気管支などの再構築 腫瘍長大割面を組線学的に検討した。さらに約3mmに薄切し14kV軟X線にて撮影・検討を加えた。
腫瘍先進部境界の所見をもとに以下の表のように肺炎型と胞隔炎型に分類した。
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肺炎型
(肺胞腔内) |
肺胞埋め型 | マクロファージ
器質化物 |
胞隔炎型
(肺胞隔壁) |
上皮置換型 | 細胞浸潤、肥厚 |