

大阪医科薬科大学医学会の会長は2023年の第99回医学会総会後より、学長に代わり医学部長が務めることとなりました。この度、前医学部長の内山和久先生を引き継いで本会の会長を務めさせていただくこととなりましたので、ごあいさつを申し上げます。
本会は、大阪医科大学の前身である大阪高等医学専門学校が昭和2年(1927年)に開校された5年後の昭和7年(1932年)、大阪高等医学専門学校医学会として発足しました。その後、大阪高等医学専門学校から大阪医科大学への移行、大阪薬科大学との統合を経て、現在、大阪医科薬科大学医学会として活動しています。その90年余の活動を通して、本学の研究者にその研究成果を発表する場を提供してきました。本会の主な事業は、春の総会、春秋の学術講演会、研究奨励賞の選考・授与、並びに大阪医科薬科大学雑誌の発刊です。
特に学術出版を取り巻く状況については、昭和から平成、令和という時代の流れとともに、雑誌数の著名な増加、オンラインジャーナルの普及、ハゲタカジャーナルの出現など劇的に変化してきました。同時に、大学院生を含む研究者の論文投稿雑誌に対する意識も大きく変わり、今後も和文誌の発刊を継続することの意義を問い直す時期にきていると思われます。
そのなかで、本学の機関リポジトリにて、大阪医科薬科大学雑誌第82巻(2023年)から掲載論文の全文をインターネットで誰でも閲覧することが可能となり、学術情報の発信の場として一歩前進したように思います。ほとんどの人がネット検索で情報を集める時代にあって、インターネット上で日本語による最新の学術情報を発信することは、地域・社会貢献のためのみならず、本学の広報活動としても重要性を増していくと考えられます。会員の方々の最新の研究成果や知見を紹介する媒体としての機能をより有効に果たすために大阪医科薬科大学雑誌はいかにあるべきか、ぜひ会員の皆さまからご意見をいただくとともに、より多くの総説・論文等の投稿をお待ちしております。
大阪医科薬科大学医学会
会長 矢野 貴人
