あなたらしく、進もう。
くすの木

大阪医科薬科大学 神経精神医学教室は、あなたらしくキャリアを築いていくための
“最良の場所”でありたいと思っています。
100年近い歴史がある伝統校。先進技術と設備が集積する恵まれた立地。
一人ひとりの価値観・ペースを尊重する、多様性をやさしく受け入れる環境。
そして、自分の足で一歩ずつ進むあなたを、あたたかく迎え応援してくれる仲間がいます。
精神科医として、患者さんを豊かな人生へと導く毎日をここから歩みはじめませんか。

くすの木

CROSS TALK

大阪医科薬科大学 神経精神医学教室ってどんなところ?

  • 主任教授 金沢 徹文

    主任教授金沢 徹文

  • 病棟医長 今津 伸一(平成27年入局)

    病棟医長今津 伸一
    (平成27年入局)

  • 助教(准) 藤本 健士郎(平成29年入局)

    助教(准)藤本 健士郎
    (平成29年入局)

  • レジデント 伊達 京香(令和3年入局)

    レジデント伊達 京香
    (令和3年入局)

Q.「大阪医科薬科大学 神経精神医学教室」の魅力を一言で言うと?

多様性をやさしく受け容れる環境。

伊達
“女性が多い安心感”は、すごくあります。ママさんも多く女性にとって魅力的だと思います。働きやすい環境を一緒に考えてくださる所なのだと思います。また、“やさしく教えてくださる方々が多い”のがすごくありがたいです。まだ分からないことばかりで他の先生方に頼りきりなんですが、金沢教授をはじめ、皆さんがとても近い距離感で接してくださるのも魅力です。
藤本
一言でいうと、”仲の良さ”でしょうか。僕も含めてクセのある個性的なスタッフが集まっていますが(笑)、精神科領域では面白いことに、このクセがそのまま患者様に対して治療的となる事があるんですよね。金沢先生の自由な気風のもと、スタッフの個性をあるがまま、受け容れてもらえる環境は本当に有難いです。
今津
先ほどの話からの通り、この医局は精神科医ならではの多様性を受け容れる許容がしっかりあるというのが、いいところだと思います。本当に仲が良い。その上で僕が一番気に入っているのは、トップである金沢先生が体育会系で引っ張ってくださるので、成長したい人はどこまでも成長できるチャンスがある環境だということ。成長したい志があっても、頭打ちになる環境だと魅力を感じません。
金沢
教室としてのモットーは、“責任ある自由”です。スタッフの医学に関するやる気を尊重します。今津先生も言ってくれたように、こんな分野で頑張りたいっていうのは、ぜひそうしなさいと応援します。例えば、r-TMS療法を我々が始めますとアナウンスすれば、日本中から患者様が来てくれる。大学病院はそういう場で、それを支える設備や機器、スタッフが揃っている。だから、気高く、ちゃんと仕事をしていく。そのために、それぞれの立ち位置や思いを尊重する。それが我々の教室の源流です。
Q.皆さんは、なぜ精神科を選ばれたのですか?

患者さんを豊かな人生へと導く仕事。

藤本
私はもともと学生の頃から、カウンセリング(=精神療法)に興味がありました。メスや薬剤に頼ることなく、自分自身の力だけで患者様に治療的に関わることができるって、考えてみるとすごいことだなって。あとは、これからの時代、AIやロボット技術の分野が伸びてゆき、医療の在り方も刻々と変わりゆく中で、人の情に触れられるのは人の情だけだと思うんですね。そういった将来性の点からも、精神科を志しました。
今津
人生をいかに豊かに暮らすかというのが精神科のテーマ。身体の治療が終わった後も、いかに人生を豊かにするかが大切です。僕らは、患者様一人ひとりの様々な人生を聞かせていただき、多くの人生を知ることができます。そこから学ぶことがたくさんあります。人の人生を豊かにすることを学ぶうちに、最終的には自分の人生もどう豊かにしていけるのかを精神科医療を通じて学べる。結局、自分にも還元できるところが精神科の一番の魅力だと感じています。
藤本
そうですよね。私自身も、仕事上の経験やスキルをそのまま自分の子育てなどプライベートに活かせる点は気に入っています。
伊達
私は、ついこの間まで研修医をしていて、いろいろな科を体験させてもらったのですが、精神科は話すのが仕事。話す時間が他科よりも長く、患者様のことをしっかり診ている感じがして素敵だなと思いました。医師をめざす時に「優しい人になりたい」「若い人のことも診れたらいいな」と思っていたので、自分に合うかもしれないと精神科を選びました。
金沢
私は、人に興味があります。そもそも、人の精神に興味のない人はいないと思っていて、人が何を考えているかとか、人間関係で困っているとか。面白いことに、精神科を生業にすると、人と話す時の解像度が上がっていく感じがするんです。そして、その人をより良い方向に、より豊かな人生へと導いていく、その手助けをする。医師の資格を持ってそれができるということは唯一無二だなと。また、研究という点で言うと、遺伝子や精神というものに、より深く生物学的な手法を用いて迫れるのもまた一つの魅力ですが、やっぱり人に対する興味というのが一番にあると思います。
Q.この仕事をしていて、一番よろこびを感じるのは?

患者さんと仲間の笑顔が何より嬉しい。

伊達
精神科医として勤務して数ヶ月ですが、やっぱり患者様から手紙をもらうと嬉しいです。「元気になりました」「ありがとうございました」と書かれた手紙は、すべて大切に残しています。
藤本
先日、遠方の関連病院で診ていた患者様が、私の転勤に合わせて当院に通院したいと申し出て下さいました。我々の診察では、疾患の原因を探るため、時には患者様の人生そのものに深く触れていきます。そういった意味では、個別性が高い(=代診がむずかしい)のが精神科臨床の特徴だと思います。このように他府県から自分を頼って通院して下さる患者様がいらっしゃることは、素直に嬉しく感じるとともに、襟を正されるような思いですね。
今津
僕が嬉しいのは、状態が悪かった患者様に笑顔が出た瞬間。あとは通院している患者様が卒業できるようになって、診察室から出ていく瞬間。一時期はしんどいこともあったけど、やっと社会に戻っていく。あの瞬間が一番嬉しく感じます。
金沢
最近は、後輩たちが嬉しいことが嬉しいですね。完全に親心(笑)。今津先生が新しい仕事のオファーを受けて立派になったり、藤本先生の患者様が遠方から頼ってきてくれたり、患者様が良くなっていってるのを喜んでいる君たちの姿を見るのが嬉しい。大学全体としても、例えば学生たちが楽しくクラブをやってるとか、そういうことを見るのが嬉しい。自分も確かに新しい仕事も増えて嬉しいけれど、それより後輩たちのことの方が嬉しくなってます。
Q.大阪医科薬科大学 神経精神医学教室の一員で良かったなと思うことは?

お互いを尊重し思いやるチーム。

藤本
今でもよく覚えているんですが、私がレジデント(=入局1年目)だった頃、遅くまで残って書類仕事をしていた時に、当時医局長でいらした金沢先生に、「精神科医にとって一番大切なことは、明日も元気に出勤して患者様の前に立つこと。だから急がない仕事は明日にして、早く帰りなさい」と諭されました。当教室では、勤務する心理師の先生方も含めて、メンタルヘルスケアを専門とする仲間たちですから、自然とお互いのストレスへの配慮が生まれます。無理なく自分のペースで勤務できる雰囲気は、特に気に入っていますね。
今津
難しい質問ですね(笑)。今目の前のことに必死で、そういうことを考えたことがなくて。僕の理想は、いつの日か振り返った時に、あの時やりきったな、後悔ないな、本当にここに勤めていてよかったなって思えることで、そのために今頑張っています。
伊達
この前、初めての学会で発表をさせてもらいました。すごく緊張していた時に、金沢教授が「大丈夫か!」と演者席まで来て声をかけて下さって、本当にありがたかったです。指導体制も整っているのが魅力だと思います。
金沢
2019年に、メルボルン大学の准教授になりなさいという辞令があって。僕はその頃、この教室の医局長で講師という、医局の屋台骨を背負う立場でした。そのことを医局の仲間に伝えると、最初は「あなたが抜けたら、ここの患者様たちはどうするの?」とも言われた。けれど「まあ、いいよ。行っておいで。後のことは何とかしておくから、また帰ってきた時にちゃんと仕事して!」と言われて。あの時は、ここで働いていて良かったなと思いました。その経験があっての今の自分のキャリアだと思いますし、後輩たちが、もし自分のキャリアのために大事だと思うタイミングが来たら、ぜひ相談して欲しいですね。どんな状況でも僕は「行っておいで!」と応援します。

明日も元気であるために

オンオフの切り替え方や休日の過ごし方は?

金沢

昔から息抜きは得意ですね。特に身体を動かすことでリフレッシュできるので、アメリカやオーストラリアではサッカーチームに入っていましたし、こちらでもトライアスロンに挑戦したり、ジョギングもずっと続けています。息抜きとはいえないのが、最近はじめたゴルフです。うまくいかないことが多く、むしろイライラしてしまって(笑)。ただ、ラウンドに出て、仲のいい友人らと芝生の上でバカな話で笑いあえる時間は、これ以上ない幸せな時間です。

今津

僕は、楽しくお酒を飲むこと(笑)。朝子どもを保育園に連れて行くので最近減っていますけど、趣味程度に筋トレも。あと、妻がすごく社交的で、ママ友が地域にたくさんいて、毎週日曜日になったら、知らない間にママ友の家族が家に来るんです(笑)。だから強制的に仕事以外の人と話す機会があって、とても良いストレス解消になっています。視野が狭まらないように、仕事関係以外の人と交流するのって大事ですから。

藤本

自分でいうのもなんですが、遊び上手な方だと思っていて(笑)、映画やゲーム、ポケモンカード収集など趣味はたくさんあります。大人になってから自分で自分を楽しませることって、意識しないと結構難しいと思うんですよね。仕事のストレスは、退勤の時に医局のロッカーに入れてガチャンと閉めて、なるべく家に持ち帰らないように気を付けて、できるだけ家族との時間も含めてデトックスの時間を持つように日々心掛けています。

伊達

私も、学生の時から、夏休みには絶対毎日予定を入れるぐらいの遊び好き。美味しいものを食べるのが好きなので、友達とご飯に行ってストレス発散するとか、趣味もフラワーアレンジメントを習ったり。この時間は大事にしたいなって思ってます。

MISSION

大阪医科薬科大学 神経精神医学教室の理念

MISSION
  • 教育理念

    プロになるための第一歩をともに

    医学生から初期・後期研修医にいたるまでシームレスな教育を心がけています。医学生には精神疾患に対する興味を引き出し、初期研修医には他の科に所属しても有用な初期対応を中心とした教育を行い、精神科を専門科として選択した後期研修医にはより高度な診立てや薬の使い方、ならびに指定医・専門医取得を見据えた専門用語の使用法などを重点的に教育しています。

  • 臨床理念

    まっとうな精神科医療を提供する

    当科は高度医療を担う特定機能病院にある精神科で、様々な精神疾患を対象とした臨床を展開しています。思春期における不登校や発達障害、青年期以降のうつ病や統合失調症、さらに老年期の認知症やせん妄など地域や院内の期待に応えられるよう医局員が一丸となって取り組みを行っています。

  • 研究理念

    かたちにする大切さを学ぶ

    臨床で得られた疑問を現代の科学に求められる水準に落とし込むことを目標としています。専門的な手法として次世代シーケンサーに至る遺伝子解析技術を利用したり、光トポグラフィー検査などの脳科学における先端技術を応用した研究結果を世界に向けて発信し続けています。

MESSAGE

科長からのごあいさつ

当教室は1953年(昭和28年)創立で、大阪北部である高槻市を中心として長年に渡り精神科診療を行ってきました。今では同門会会員200名以上、関連施設も70以上と近畿圏を代表する精神科教室の一つであると考えています。私は初代教授から4代目に当たり、毎年5名以上の後期研修医が入る教室に成長しました。まっとうな精神科診療および研究活動を行うため、多くの医局員が日夜切磋琢磨しています。大阪にも京都にも近く、また少し足を伸ばせば自然にも恵まれたこの地で、一緒に新しい精神科医療を展開していきましょう。

大阪医科薬科大学 神経精神医学教室
教授 金沢 徹文

大阪医科薬科大学 神経精神医学教室 教授 金沢 徹文

CAREER

入局後のキャリアステップ

入局後の流れ

精神科医1年目

入局1年目(レジデント)の期間は、大阪医科薬科大学病院での常勤(4日/週・主に病棟業務)および、関連市中病院での非常勤(2日/週・主に病棟業務)となります。入職と同時に『精神保健指定医研修』および『精神科専門医研修』プログラムが開始され、指導医のもと、資格取得に必要な症例を経験します。

関連市中病院一覧(大学サイトへ)

精神科医2〜3年目

入局2~3年目は、関連市中病院への出向となります。市中病院常勤(4日/週・病棟/外来業務)および、大阪医科薬科大学病院での非常勤(2日/週・午前のみ・外来業務)となり、この期間に市中精神単科病院ならではの症例を経験します。勤務先については、レジデントの先生方の居住地や家庭環境その他、個別の事情を鑑みた上で、医局長・科長と相談の上で決定します。

精神科医4年目

4年目以降は、先生方の症例経験の状況や、その年の医局人事に応じて分岐します。関連市中病院での常勤を継続される先生、大学病院に常勤として復帰(助教・准採用)される先生と様々です。また、早ければこの年から、『精神保健指定医』および『精神科専門医』資格取得に際し必要な申請を開始することができます。

PEOPLE 働く先生の紹介 人生を豊かにするチームで働く先生たちを紹介します。 先生の紹介(大学サイトへ)

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