1564.25〜1893.68
TEIC
通常、成人にはテイコプラニンとして初日400mg(力価)又は800mg(力価)を2回に分け、以後1日1回20mg(力価)又は400mg(力価)
を30分以上かけて点滴静注する。
ショック及びレッドマン症候群(顔、頸、体幹の紅斑性充血、掻痒など)が報告されているので、本剤の使用にあたっては30分以上かけて点滴静注
し、急速なワンショット静注では使用しないこと
TDM
有効血中濃度(ピーク値の目標)は、TEIC(25-40μg/ml)
高容量を用いた臨床試験では、トラフ値の血中濃度が60μg/ml以上を示した症例に血清クレアチニンの異常変動の発現頻度が高かったことから、トラフ
値の血中濃度が60μg/ml以上となった場合には腎障害・聴覚障害等の副作用の発現に注意すること。なおトラフ値の血中濃度は5ー10μg/mlを保つ
ことが投与の目安となる。
腎障害患者への投与方法
TEIC
腎機能障害者も初期投与(3日目まで)は腎機能正常者と等しい投与量を投与する。
60>=CCr>40 -> 一日の用量(維持量)を半減するか隔日に投与する。
40>=CCr>10 -> 一日の用量(維持量)を1/3に減ずるか3日ごとに投与する。
10>=CCr -> 一日の用量(維持量)を1/5に減ずるか5日ごとに投与する。
上記を書き直すと(タゴシットの投与方法)
1)腎機能正常(Ccr>60)
初日:200-400mg x2/day
2−3日目:200-400mg x1/day
4日目以降:200-400mg x1/day
2)60>=Ccr>40
初日:200-400mg x2/day
2−3日目:200-400mg x1/day
i)4日目以降:100-200mg x1/day
ii)4日目以降:200-400mg x1/2day(ex.day5,7,9...)
3)40>=Ccr>10
初日:200-400mg x2/day
2−3日目:200-400mg x1/day
i)4日目以降:66-133mg x1/day
ii)4日目以降:200-400mg x1/3day(ex.day6,9,12...)
4)透析中(10>=Ccr)
初日:200-400mg x2/day
2−3日目:200-400mg x1/day
i)4日目以降:40-80mg x1/day
ii)4日目以降:200-400mg x1/5day(ex.day8,13...)