ABK:アルベカシン(ハベカシン)


分子式
C22H44N6O10xH2SO4x=2−2・1/2)

分子量
552.62(ただし遊離塩基)

ABK
通常、成人にはアルベカシン硫酸塩として、1日1回150〜200mg(力価)を30分〜2時間かけて点滴静注する。必要に応じ、1日150〜200mg (力価)を2回に分けて点滴静注することもできる。また、静脈内投与が困難な場合、アルベカシン硫酸塩として、1日150〜200mg(力価)を1回又は 2回に分けて筋肉内注射することもできる。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
 
TDM
有効血中濃度(ピーク値の目標)は、9-20μg/ml (以前は7-12μg/ml)
ピーク値20μg/ml以上(以前は12μg/ml以上)、トラフ値2μg/ml以上が繰り返されると、第8脳神経障害や腎障害の発生の危険性が大きくな ると考えられている。
 
TDMの実際
トラフ値が高い場合は、投与間隔をのばす。
ピーク値が高い場合は、投与量を減らす。
ピーク値が低い場合は、投与量を増量するか、点滴速度を早くする。(例えば60分から30分にする)

TDM softwareは明治製菓に問い合わせること。