大阪医科薬科大学学報 8号
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OMPUO M P U のvol.12▶ 中央検査部導入し、検査技師の業務効率化や労働環境改善に取り組んでいます。採血業務に関しては、待ち時間を短縮するために予約採血システムを導入し、患者さんのストレスを軽減させ、スマートな病院に貢献すべく努力しています。一方、生理機能検査室では、主に心電図、超音波検査、呼吸機能検査、脳波検査、筋電図検査を行っています。患者さんに対しては、自動受付機を用い受ける生理検査を一目で理解できるようにしています。プライバシー保護のために検査は全室個室とし、広い待合室により待ち時間のストレスを軽減し、「患者さんにやさしい病院づくり」を心掛けています。臨床に対しては術前心機能評価や患者さんの容態変化の原因検索など迅速な対応が必要な時は、大阪医科薬科大学の“チーム”の一員である部署をピックアップしてご紹介します。中央検査部には、70名以上の臨床検査技師が所属し、A棟4階生理機能検査室、6階検体検査室、B棟2階中央採血室の3部署に配属され、採血、検体検査、生理機能検査の様々な業務を行っています。我々のスローガンは「精確・迅速・チームワーク・思いやり」であり、臨床を確実に支えることを目的にしています。そのために、臨床検査に関わる国 際 規 格ISO15189認 証を2009年から継続して取得しており、検査に対する能力と品質を保証しています。現在は、特に検査精度向上ならびにパニック値の運用に注力し、臨床に貢献しています。検体検査においては、一般検査室、血液止血検査室、生化学検査室をワンフロアに設置し、効率よく検査を進めるための検体搬送システムを35予約外で検査を行う体制を取っています。タスクシフトとして、脳神経外科・脳血管内治療科、整形外科の術中モニタリング検査、産科・生殖医学科の胎児エコー検査、耳鼻咽喉科・頭頸部外科の聴力検査等も担当し、さらに依頼があれば様々な検査を病棟にて施行しています。医療安全において、パニック値を生理検査に応用している病院はほぼありませんが、当院では臨床と合意の上、生理検査にも取り入れ、迅速な治療へつなげるべく努力しています。また、健康科学クリニック、三島南病院とも技師の技術交流を定期的に行っており、それら施設で協力体制を取り、地域医療に貢献しております。高精度の検査および多角的な協力体制で、高精度の検査および多角的な協力体制で、スマートホスピタルと地域医療に貢献スマートホスピタルと地域医療に貢献

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