大阪医科薬科大学学報 8号
32/56

国際交流OMPU 31リヨン大学 Lustig教授講演会医学部 国際臨床実習学生派遣・受入薬学部 シーナカリンウィロート大学への派遣・留学生受入□ 国際交流センター活動報告2024年10月30日(水)、本部キャンパス歴史資料館(ヴォーリズ設計)階段講堂を会場に、リヨン大学(フランス)Sebastien Lustig教授の講演会が開催されました(左写真)。整形外科学教室の大槻周平教授が座長を務め、前座として、本学で膝関節手術を受けた藤本洋祐さん(当時5年生:右写真)の発表も行われ、本学滞在中の外国人留学生を含めて、和やかで活発な議論が行われました。医学部では、海外協定校との間で、学生の臨床実習派遣・受入を行っています。2025年は4月の4週間、医学部6年生12名を米国(ハワイ)、シンガポール、タイ、台湾へ派遣しました(左写真)。派遣学生は現地での実習によって他国の医療を体験し、視野が広がることで今後の学びへの意欲も強まるようです。薬学部では海外学術交流協定校であるタイ王国・シーナカリンウィロート大学との間で学生の派遣・受入を行っています。・学生派遣本学から交換留学生を3名派 遣しました。2025年3月3日(月)〜2025年3月28日(金)の間、現地の大学の寮に宿泊し、授業、実習、施設見学などを体験しました。4月に帰国報告会が行われ、留学を通してタイと日本の医療の違いや多様な価値観、異文化に触れたことが語られました。幅広い視野が養われ、一回り成長した姿が見られました。年間を通して各校から受け入れている約20名の学生からは、日本の医療を体験できたことに加え、受入先の診療科や本学国際交流部員から受けた温かいサポートが忘れられないものになったという声も多く聞かれました(中・右写真)。学生達の交流は卒業後も深まっており、今後臨床での国際協力を担う人材として育っていくことが期待されます。・学生受入シーナカリンウィロート大学からは留学生3名を2024年6月10日(月)〜2024年7月19日(金)の日程で受け入れました。本学滞在期間中はそれぞれの研究室で研究指導を受けたほか、薬用植物園見学、薬局見学、本部図書館や関西BNCT共同医療センターの見学、クラブ見学&体験、本学学生との観光など、様々な企画を行い、交流を深めました。また、看護学部主催のイベントにも参加し、医学部や看護学部の学生とも交流がありました。OMPU TOPICS ※記事の中の名称や肩書き等は、当時のものです。47

元のページ  ../index.html#32

このブックを見る