四方朋子先生 ご逝去から12年 〜十三回忌法要のご報告〜Osaka Medical and Pharmaceutical University28募金推進本部/学務部 医学事務課本学を1965年に卒業された四方朋子先生がご逝去されてから12年の歳月が流れ、2025年4月9日、先生の学生時代の学び舎でもある「別館・歴史資料館」にて十三回忌法要を執り行いました。冒頭、施主である植木實理事長よりご挨拶があり、光松寺・霊群ご住職の読経のもと総勢27名が改めて故人のご冥福をお祈りいたしました。法要終了後には同会場にてお斎を行い、ご遺族とご同窓、そして奨学生が席をともにし、在りし日の思い出や医学部生の今昔などを語り合いながら和やかに四方先生を偲ぶひとときを過ごしました。このたびの法要には、ご遺族をはじめご同窓、奨学生など多くの関係者にご列席いただきました。四方先生も、懐かしい皆様のお姿とご遺志を受け継ぐ奨学生の姿に喜んでおられることと存じます。今一度、四方朋子先生より母校に寄せられました高邁なるご遺志に対し深甚なる感謝の意を表します。<施主 植木理事長ご挨拶>学校法人大阪医科薬科大学 理事長 植木 實この度は、第14期生 故 四方朋子様の十三回忌法要に際し、ご親戚の四方一郎様ご夫妻、寺西陽一様ご夫妻、同級生は島田眞久先生をはじめ6名の諸先生にご出席いただき、厚く御礼申し上げます。大学からは四方朋子記念奨学基金を受賞した学生や学長など17名が参列させていただいております。扨、四方朋子先生にはご遺産を母校の大阪医科大学(現・大阪医科薬科大学)にご遺贈下さり、大変感謝しております。このご寄付は本学で医学を学ぶ後輩の教育に役立てて欲しいとのご希望に沿って四方朋子先生のお名前を冠した医学部学生のための永久的奨学基金制度を設置致しました。本基金は4億円とし、毎年その利子・果実をもって5名にお一人年80万円の修学給付金並びに5名に記念楯と年3万円の学習奨励賞の2つの奨学金事業を設けています。受賞した学生諸氏には、受賞を誇りにし、一生勉強され、人間性ある立派な医師に成長してほしいと申しています。本法人では、四方朋子先生の母校愛に満ちたご厚志に対し、特別校賓として御芳名版にお名前を刻み、大学正門と歴史資料館を含む緑豊かな憩いの広場を通称「四方広場」と命名して四方様の石碑を建立しました。本基金の2つの賞については、毎年、学報や仁泉会ニュースに詳細に報告しております。大阪医科大学は、合併・統合と活発な活動を経て大阪医科薬科大学となり、これからも四方朋子様の御心を大切にして、更なる発展に尽くしてまいります。本日はご出席ありがとうございました。【ご参列・列席者】四方一郎様ご夫妻、寺西陽一様ご夫妻、島田眞久元学長、石﨑雅子先生、杉之下公子先生、横見育子先生、福永晶先生、児玉隆先生医学部4年生 柴田彩加、村上歌穂、波多野萌、岩中彩百合、下野翼植木實理事長、佐野浩一学長、南敏明副学長、内山和久医学部長、田中和子理事中野隆史医学教育センター長、金沢徹文医学学生生活支援センター長、門田雅人参与、小河宏事務局長、藤永孝事務局次長、記伊敏哉総務部長、池田卓司学務部長 41
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