大阪医科薬科大学学報 7号
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三島医療圏 がん治療と仕事の両立支援講演会を2024年2月3日(土)に会場である本部キャンパスP101とオンライン形式で開催しました。会場40名、オンライン21名の計61名が参加されました。本講演会は当院を中心に、高槻赤十字病院、高槻病院、北摂総合病院、第一東和会病院で構成し、合同で開催しています。がん患者とその家族、市民を対象として、『がん治療と仕事の両立支援』をテーマとしました。第1部では『病院で相談できるお金のこと・暮らしのこと』と題して北摂総合病院の医療ソーシャルワーカーが実際の相談事例を通じてがん相談支援センターを紹介されました。がん相談支援センターでは、お金や仕事の悩みも含め、がんにまつわるさまざまな悩み開催日:2024年1月19日(金)場 所:阿武山キャンパスD棟講堂2024年度の薬学実務実習生266名に白衣を授与しました。この白衣授与式は薬学実務実習に赴く学生に対し、社会人としての心構え、個人情報の取り扱いや守秘義務等の遵守に加え、高い倫理観を持つことの重要性や臨床現場で学ぶ姿勢を再確認し、薬学実務実習に真摯薬学部5年生代表 久保 瑠華 宣誓「本日は私たち令和6年度実務実習生へ白衣を授与していただきありがとうございます。新しい白衣を頂いて、改めて身が引き締まる思いです。この度実習をさせていただく薬局や病院では、患者様と直接接する機会が多くあります。現場での経験は、今後薬剤師に求められるさまざまな知識や技術を身に付けることができる貴重な経験になると思います。多くの方々のご協力のもとに実習をさせていただくことへの感謝の気持ちを忘れず、薬学生としての責任や自覚を持ち、日々精進していくことを誓います。」2022年度に引き続き、2023年度も大阪府警 外事課 石村徳彦氏をお招きし、日本における大学等の研究機関における安全保障にかかわる事件、事例紹介、対策等について、ご説明いただきました。研修会は対面とオンラインのハイブリッド形式で3月19日に開催し、102名の方が参加されました。先ずは総論として、安全保障輸出管理とは何かをビデオで解説、日本における安全を脅かす事例、海外における安全保障輸出管理対策、日本政府が行っている対策等並びに研究機関において発生した事例が紹介されました。研究機関における技術情報は研を相談できることが紹介され、第2部では『治療も仕事もあきらめない』と題して、当院で定期的な出張相談を行っている社会保険労務士の先生により講演が行われました。具体的な事例を交えて、職場への相談の仕方などわかりやすい説明がなされました。次年度は医療者を対象に開催を予定しています。に取り組んでもらうことを目的に開催しています。専門知識や技能を身に付け、課題解決に取り組むことの重要性や、臨床現場で学ぶ姿勢について、大野行弘薬学部長の式辞があり、続いて、実務実習実施部会長の中村敏明教授から、多くの方のご協力のもとに実習が行われていることを認識し、医療人としてふさわしい態度で積極的に体験型実習に臨むこと等の訓辞がありました。究者が思っている以上に、国際的には価値のある情報であること、SNSやネットから技術情報が流出している事例では、自分のところだけ、万全に対策を講じたとしても関連会社経由でサイバー攻撃を受け、情報漏洩が生じていること、最も重要なことは、上司に相談し、1人で判断しないこと、3つのS(See、Stop、Share)を心得て欲しいと述べられ、安全保障輸出管理の重要性を改めて確認できた研修会でした。白衣授与研究室代表者一同講師の石村徳彦氏会場宣誓セキュリティ対策の質問に回答する清岡貢一郎氏Osaka Medical and Pharmaceutical Universityがん相談支援センター薬学学務部 教務課研究推進課82023年度三島医療圏 がん治療と仕事の両立支援講演会開催報告薬学部5年生 2024年度薬学実務実習生に白衣を授与しました第2回安全保障輸出管理研修会040506

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