大阪医科薬科大学学報 7号
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OMPUvol.11新たな消化器内視鏡センターは、新築されたA棟の4階に設置され、2022年7月1日より稼働しています。同時に開設された救命救急センターとも連携し、院外から受診・搬送される消化管出血などの緊急患者さんへの対応も始まり、以前にも増して、活発に活動しているところです。当センターでは、消化器内科・呼吸器内科・小児科・消化器外科を中心として年間約8000件の検査や治療的な処置を、看護11名(正規職員3名、短時間正規職員7名、契約職員1名)、技師5名ならびに洗浄員1名、看護事務2名、受付4名の体制で運営にあたっています。現在、開学100年に向け病院の外来部門や病棟部門が、段階的に新築されている過渡期のため、以前のセンターに大阪医科薬科大学の“チーム”の一員である部署をピックアップしてご紹介します。▶消化器内視鏡センターOMPUの37比べると、外来や病棟と内視鏡センターとがまだ離れており、ご利用いただく患者の皆様にはご負担をお掛けしてしまっており、大変心苦しく思っております。来年B棟の完成までもう少しの間、ご理解を賜りますよう御願い申し上げます。当センターにおける検査としては、上部・下部内視鏡、胆膵内視鏡(ERCP)、超音波内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡検査、小腸・大腸カプセル内視鏡、食道内圧・インピーダンス・pHモニタリング・下部消化管造影などをルーティンに実施し、上部消化管検査は、オープン検査としてお申し込みが可能となっており迅速な検査と速やかな結果のご報告で対応を心がけておりますので、ご利用をお待ちしております。また、当センターでは、通常の内視鏡的なポリペクトミー、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、超音波内視鏡下穿刺術(EUS-FNA)、ERCP下ステント挿入などの処置に加え、内科と外科共同の腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)、治療抵抗性の逆流性食道炎に対する内視鏡的噴門部粘膜切除術、一般的なERCP処置では治療困難な症例に対する高度なステント挿入やドレナージなど、他の大学や基幹病院では対応が出来ない高度な内視鏡処置についても多くの実績を上げており、お困りの場合には対応させて頂きます。困ったときこそ、頼りになる内視鏡センターを目指し、スタッフ一同で、力を合わせ最善を尽くしてまいりますので、どうかよろしく御願い申し上げます。チームで目指す安心・安全な内視鏡検査とチームで目指す安心・安全な内視鏡検査と高度で先進的な内視鏡治療の提供高度で先進的な内視鏡治療の提供

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