本学はこれからも教育・研究・医療/診療活動と社会貢献・SDGs活動を融合させた付加価値(Added Value)の高い活動を推進してまいります。コロナ禍により開催を控えていましたが、2024年5月10日(木)、さつき会(献体登録者の会)総会を、5年ぶりに看護学部講堂で開催しました。さつき会会員とご親族合わせて93名の方々にご出席を賜りました。はじめに、令和5年度成願者の御霊への黙祷を捧げたのち、内山和久医学部長および近藤洋一解剖学教室教授から、ご挨拶を行いました。また、小髙恭さつき会会長がご挨拶を行った後に、さつき会に関わる活動報告を行いました。その後、本学菩提寺である光松寺霊群(たまむら)住職から講話いただき、李相雄一般・消化器外科学教室教授が、「外科手術は解剖理解に始まり 終わる」と題した特別講演を行いました。特別講演では、李教授自身が、学生時代に解剖学実習を通じて初めて人体に触れ、書籍では解らない本物の人体臓器の美しさに感動するとともに、医師としての責任を感じたとお話されていました。また、解剖学実習は、さつき会会員とご親族の皆様が献体についてご理解いただいていることで継続出来ており、心より感謝しているとお話しがあり、さつき会総会は、盛会のうちに閉会となりました。小髙恭さつき会会長一般・消化器外科学教室李相雄教授講演の様子Osaka Medical and Pharmaceutical University社会貢献・SDGs推進室学務部 医学事務課14■2024年THE大学インパクトランキング結果の発表THE(タイムズ・ハイヤー・エデュケーション)は、全世界から2152大学が参加した2024年の大学インパクトランキングを発表し、国連の持続可能な開発目標(SDGs)で優れた大学を特定し、称えています。本ランキングでは、SDGsに貢献する上での包括的な卓越性を評価しており、本学はSDGs3(すべての人に健康と福祉を)にエントリーし、同目標に参加した世界1498大学中29位、国内大学で2位になりました。この結果は従来から医療系総合大学として教育・研究・医療/診療活動を通じて積み重ねてきた社会貢献活動が評価されたものです。■新社会貢献・SDGs 活動体制のスタート社会貢献・SDGs推進室が新設されて3年目に入り、2030年以降の未来社会の担い手である学生・生徒に主眼を置いた活動の実践とSDGsマインド醸成をより一層進めていきます。2024年5月に開催された第1回社会貢献・SDGs推進室会議では室員からさまざまな新しい取り組みのアイデアが示され、今後の活動に生かしていく予定です。 ■サステナビリティ活動冊子(第4版・英語版)の発行地球のボーダレス化や大阪・関西万博など海外との交流活発化、海外のインパクトランキング参加大学による閲覧などを期待して初めて英語版サステナビリティ活動冊子(第4版)を発行しました。多くの方に閲覧していただけるよう皆様の知り合いの方にも是非ご案内下さい。2024年度社会貢献・SDGs活動のご紹介令和6年度さつき会総会2021
元のページ ../index.html#15