大阪医科薬科大学学報 7号
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OMPU2024年3月26日、令和4年度文部科学省「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」である『エキスパートHOMEナースを目指す人材育成プログラム「OMPU-HOMEステーション学び場」』の閉講式が行われ、研修生22名が修了証を手にしました。植木實理事長より、研修での学びを即戦力として活用し、さらなる看護の質向上につなげていただきたいとの期待が述べられました。また、佐野浩一学長からは、本学初の履修証明プログラムである本研修の修了生の今後の活躍とキャリア発展への願いが述べられました。修了生代表として、北摂総合病院訪問看護ステーションの上戸照美さんより、半年間ともに学び、かけがえのない存在となった仲間と関係者に対し感謝の意とともに、仕事と研修という厳しい両立ではあったものの、知識と経験の統合ができた喜び、今回の学びをさらなる看護実践につなげていきたいとの意気込みが語られました。看護キャリアサポートセンター研修生を対象に、超音波(エコー検査)学習会を開催しました。訪問看護の場面では、アセスメントツールのひとつとして手軽に利用できるポータブルエコーが活用されつつあります。看護職がポータブルエコーを使うメリットには、第一に画像をケアの根拠にできる点があげられます。研修生は授業のなかで超音波検査の基礎知識・技術を学びましたが、機器に初めて触れるという研修生も多く、実践につなげるというところまではできませんでした。そこで、ナース・プラクティショナー(JANPU-NP)の守屋有紀子さんに講師をお願いし、気軽に参加できる学習会「エコーを活用した看護ケア」を3月18日と19日の2日間にわたり開催しました。学習会は、検査結果の看護への活用方法についてのミニレクチャーのあと、機器を手にとり楽しく演習を進めてくださいました。守屋さんは本学大学院看護学研究科博士前期課程高度実践コースの修了生でもあり、エコーを活用した看護ケアの実践者です。研修生の疑問に一つひとつ丁寧に答えていただきました。研修生からは「楽しかった」「よくわかった」などの声が聴かれました。皆様は11月14日が世界糖尿病デーということをご存知でしょうか。この日はインスリンを発見したバンティング博士の誕生日であり、糖尿病の予防や治療継続の重要性について世界的に啓発活動が行われています。当院でも、毎年「世界糖尿病デーin大阪医薬大」として、医師、看護師、管理栄養士をはじめとした多職種で構成された糖尿病ケアチームが中心となり、院内イベントを行っています。今年のテーマは【周りの人とできる糖尿病ケア】です。これまでに皆様からいただいた疑問点や不安なことを、少しでも解決いただけるよう、私たちは取り組んでいきたいと思います。当日は当院7号館1階にイベントのブースを設けてポスターの展示、血糖測定体験や多職種との相談コーナーも設けております。また期間中は糖尿病のシンボルマークであるブルーサークルにちなんで病院正面玄関の病院名をブルーにライトアップする予定ですので是非ともご覧ください。ミニレクチャーの様子膀胱エコー検査:尿量の測定下大静脈を探して:脱水の評価看護キャリアサポートセンター看護キャリアサポートセンター糖尿病ケアチーム132023年度エキスパートHOMEナースを目指す人材育成プログラム「OMPU-HOMEステーション学び場」閉講式超音波検査(エコー検査)学習会「エコーを活用した看護ケア」世界糖尿病デーin 大阪医薬大OMPU TOPICS※記事の中の名称や肩書き等は、当時のものです。171819

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