大阪医科薬科大学学報 6号
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OMPUがん相談支援センターでのアピアランスケア(外見ケア)の一環として、2023年7月11日A棟12階セミナー室にて「がん患者さんのアピアランスケア相談会」を開催しました。新型コロナウイルス感染症拡大防止対策のため開催を見合わせていましたので、約4年ぶりの開催となりました。前半は3つのテーマでの講演1.「アピアランスケアって?」上田育子 がん看護専門看護師 2.「外見ケアセミナー」石田知子氏 資生堂 ソーシャルエリアパートナー 3.「ウイッグの使い方」村上渡氏 スヴェンソン メディカルグループ医療事業西日本エリアリーダー、後半はウイッグ業者3社、メイク業者1社参加のもと、患者さん、ご家族がウイッグやメイク用品などを使ったアピアランスケアについて自由に相談できる場をもちました。ウイッグの取り扱いや装着のこつを知ったり、カバーメイクを体験されるなど、患者さん、ご家族は生き生きとした笑顔で、楽しい時間をすごせたと大変好評でした。今後もより多くのがん患者さん、ご家族のお力になれるよう、一層尽力してまいります。市域面積の約半分を森林で占める高槻市では、市民の協力を得て、森林を保全する手法を模索するとともに、その森林管理の知識や専門技術を講習する場として、大阪府森林組合及びNPO法人森のプラットフォーム高槻との共催で「市民林業士養成講座」を開講しています。講座は全11回開催され、修了者は市民林業士として認定されます。8月30日の「救命救急講習」では、当院のEICUの濱田恵美看護師長(救急看護認定看護師)と救急外来の深井佳子看護副師長(小児救急看護認定看護師)の2名が講師として「心肺蘇生法と応急処置の実習」を行いました。講習では、急な病気やけがをした人を助けるために取る「ファーストエイド」の重要性、胸骨圧迫や人工呼吸などを講義し、AEDを用いた実習を行いました。林業では伐倒木の激突や切創など重篤化につながる事故が多いことから、災害発生時の速やかな対応が重要です。本学では医療の側面から高槻市の森林保全に貢献しています。高槻市の主催で、毎年夏休み中の小学生を対象に各大学の特色を生かした講座を開催しています。学校では経験できない学ぶことの楽しさを体験してもらいます。●薬剤師さんに変身! こども薬剤師体験開催日:2023年7月29日(土)9:00〜12:00 阿武山キャンパス講座① 喘息患者さんとお薬〜薬の効果を観察してみよう講座② 困っている患者さんのために、調剤を工夫してみよう講座③ ドラッグストア(薬局)で、患者さんに最も適した一般薬(OTC<講師>恩田 光子社会薬学・薬局管理学研究室 教授 岩永 一範臨床薬学教育研究センター 教授 矢野 良一臨床薬学教育研究センター 教授 芝野 真喜雄臨床漢方薬学研究室 教授 薬物治療学Ⅰ研究室 加藤 隆児教授 臨床薬学教育研究センター 専門教授 角山 香織臨床薬学教育研究センター 特任教授 金 美惠子臨床薬学教育研究センター 助教 羽田 理恵松田 昂樹助手 臨床漢方薬学研究室 高槻市と共催の市内大学社会連携セミナー「けやきの森市民大学」は、人々の生涯学習を高槻のまちづくりへとつなげることを目指しています。2023年度は9月5日(火)に、「生活習慣病予防のポイント」と題して、薬学部の加藤隆児教授による講演を実施しました。当日は約50名の市民の方々にご参加いただき、大変盛況に終えることができました。開催日:テーマ:講 師:会 場:薬)を提案してみよう2023年9月5日(火)14:00〜15:00「生活習慣病予防のポイント‐『健康日本21』運動の結果から見た今後改善したい生活習慣を考える‐」薬学部 薬物治療学Ⅰ研究室 教授 加藤隆児高槻市立生涯学習センター 1階展示ホール病院看護部薬学総務部 総務課薬学総務部 総務課7がん患者さんのアピアランスケア相談会令和5年度 「市民林業士養成講座」に講師を派遣夏休み子ども大学を開催しました高槻市市内大学社会連携セミナー「けやきの森市民大学」加藤隆児教授が講演しましたOMPU TOPICS※記事の中の名称や肩書き等は、当時のものです。がん相談支援センター01030204

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