大阪医科薬科大学学報 6号
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Osaka Medical and Pharmaceutical University2023年10月13日、歴史資料館多目的講義室にて、2023年度桐谷重毅若手医師長期海外留学支援奨学基金(旧・ゴールドマン・サックス基金)研究成果報告会が、寄付者の桐谷重毅様ご臨席の下、植木實理事長、佐野浩一学長・副理事長、内山和久医学部長、南敏明病院長をはじめ30名余の教職員が参加して開催されました。初めに植木理事長・本基金運営委員長から本基金設立の趣旨と寄付者への感謝の言葉が述べられ、本基金運営委員及び審査委員でゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社元会長の桐谷重毅様からご挨拶をいただき、生成AIのような新しい技術を積極的に活用した上で、仮説を立てたりゴールを設定するといった能力を磨き、研究を続けていってほしいと述べられました。続いて、佐野学長・副理事長・本基金運営委員から挨拶があり、2023年1月に留学を終えて帰国された泌尿器科学教室非常勤医師の松永知久氏と、2024年1月15日、2023年度桐谷重毅若手医師長期海外留学奨学基金(旧・ゴールドマン・サックス基金)授賞式を特別応接室にて開催しました。初めに、産婦人科学教室の村上暉大学院生に賞状が授与され、植木實理事長・本基金運営委員長から本基金の設立趣旨と経緯、受賞者が計画しているフェロトーシス(鉄依存性の細胞死)の研究内容についてお話があり、内山和久医学部長・本基金審査委員長が選考の経緯を報告されました。続いて、寄付者であり本基金運営委員・審査委員の桐谷重毅様からご祝辞をいただき、受賞者の研究はがんに対抗する武器の一つとして非常に有意義なものであり、また、研究に加えて海外から日本を見直すという体験をしていただきたいと述べられました。の大半が国公私立の総合大学で占められていること、単科系大学や学部数・学生数が少ない専門系大学にとって厳しい評価条件下にあることから、本学の日頃の社会貢献活動が高く評価されていることがうかがえます。今後も、未来社会の担い手である学生・生徒と教職員の力を合わせて社会貢献・SDGs活動に取り組んでまいります。同年9月に留学を終えて帰国された神経精神医学教室助教(准)の西澤由貴氏から海外留学研究成果の報告後、所属長代理の上原博史診療准教授、所属長の金沢徹文教授から寄付者への謝意が述べられ、内山医学部長の挨拶で閉会となりました。最後に受賞者から謝辞と抱負が、所属長の大道正英教授から寄付者への感謝の意が述べられ、佐野浩一学長・副理事長・本基金運営委員の挨拶にて閉会となりました。社会貢献・SDGs推進室総務部 総務課総務部 総務課182023年度 「日経グローカル 大学の地域貢献度に関する全国調査」で大阪府内5位にランクイン地域貢献度調査とは、日本経済新聞社が全国の国公私立大学765校を対象(518大学回答)に、地域社会にどのような貢献をしているのかを評価し、ランキング化するものです。評価対象は、1.地域貢献のための組織や制度面の取組、2.学生の地域への就職や住民向けの講座開催、3.技術開発や大学発スタートアップ企業数、地域づくり支援、4.SDGsや国際化の取組の4分野で、2023年11月6日に発表された本学の順位は、対象518大学中76位、大阪府内では、大阪公立大学、近畿大学、大阪大学、関西大学についで5位でした。2019年度が291位、2021年度が175位であったことから、この結果は本学の社会貢献・SDGs活動のさまざまな取り組みが学外にも認知され、着実に発展していることを表しています。特に上位の大学桐谷重毅若手医師長期海外留学支援奨学基金 研究成果報告会桐谷重毅若手医師長期海外留学奨学基金 授賞式353637

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