2023年11月10日、令和5年度(第2回)四方朋子記念奨学基金授与式を開催いたしました。本基金は、2013年2月にご逝去されました本学卒業生 学14期生 四方朋子様のご遺産の寄贈を受け、その寄付金を基に2014年に設置されました。本学医学部で医学を学ぶ後輩の教育のために役立ててほしいというご本人のご遺志に基づき、基金の果実を用いて奨学金事業を運営しています。授与式では、初めに本基金運営委員長である植木實理事長より式辞が述べられ、本基金設立の経緯のご説明と学生への激励のお言葉をいただきました。続いて、修学奨励賞5名への賞状授与、並びに学習奨励賞5名への賞状・記念楯の授与が行われ、受賞した学生から一言ずつ、受賞に対する謝意、学業・課外活動への取り組み状況、今後の抱負などが述べられました。最後に、当日出席の基金運営委員を交えた記念撮影が行われ、学生たちは今後の学生生活への決意を新たにし、閉式となりました。がん医療総合センターでは、三島医療圏における『がん教育』の普及啓発を目的に中学校・高等学校などへの医療従事者の派遣に積極的に取り組んでいます。2023年は、3月16日(木)高槻中学校と高槻高等学校に後藤愛実薬剤師長が、9月28日(木)大阪府立阿武野高等学校に藤阪保仁副センター長(呼吸器内科・呼吸器腫瘍内科科長)が、9月29日(金)島本町立第一中学校と12月1日(金)高槻市立第八中学校に上田育子がん相談支援センター副センター長(がん看護専門看護師)と合計4つの学校へそれぞれ訪問し、各校の生徒に向けて講義を行いました。いずれもスタッフが学校へ赴き、担当の先生と一緒に授業の1コマとして講義を行います。生徒からは「家族で話し合ってみようと思いました」「怖いと思った反面、がんについて興味を持った」など感想が数多くあり、目標とするがんの知識・啓発に向けて充実した取り組みになりました。病院の果たす新しい社会貢献の場として、活躍の場を広げています。これからも三島医療圏でのがん診療連携拠点病院としての責務を果たせるようセンター一丸となって取り組んでまいります。四方朋子記念奨学基金 受賞者修学奨励賞 学習奨励賞 1年生 黒田 健太郎1年生 杉原 哲也2年生 岩中 彩百合2年生 柴田 彩加2年生 村上 歌穂2年生 村上 歌穂3年生 渡部 恵4年生 内田 智久5年生 藤井 智暉6年生 横田 一真島本町立第一中学校 講堂にて大阪府立阿武野高等学校 教室にて高槻市立第八中学校 教室にて高槻市立第八中学校 教室にてOsaka Medical and Pharmaceutical University学務部 医学事務課がん医療総合センター14令和5年度(第2回)四方朋子記念奨学基金授与式がん教育のため学校へ講師を派遣2223
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