大阪医科薬科大学学報 5号
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̶評価を受けるためには、さまざまな準備が必要だったと思います。鈴木 まず評価を受けると決まった2020年6月の段階で、学部内に自己評価を担当するワーキンググループを設置しました。2022年度の評価を受けると決まっていたので、そこから逆算してロードマップを作成し、いつ何をやるのか、ワーキンググループを中心として計画を立てていきました。この計画を教授会や学科会議で全教員と共有しながら、一つひとつ課題に取り組みました。全課題をクリアし最終的に報告書をまとめて提出したのが、2022年の3月です。̶実質1年半ぐらいで報告書をまとめるのは、かなり大変だったのではないでしょうか。鈴木 確かに取り組むべきタスクは多かったのですが、2019年に受けた大学としての機関別評価の経験が、いろいろと役立ちました。また看護学部では2022年度から新カリキュラムへの切り替えを計画していて、そのための準備も早くから進めていました。カリキュラム変更と教育評価の課題抽出を並行して進められたのも、報告書を効率的にまとめられた要因です。赤澤 評価基準は事前配布されていますから、具体的な作業はその項目に従っての点検・評価となります。評価を行う上で何より大切にしたのは、まずは日頃の教育活動の振り返りであり、もう一つが課題を的確に掴んでPDCAをきちんと回せているかどうかの確認です。その意味でも、今回の報告書作成は、私たちの日々の教育活動を見直す絶好の機会になると受け止めていました。̶評価結果はどうだったのでしょうか。赤澤 外部評価報告書を見ると、基本的によい評価を得ていると思いました。特に看護学教育センターでの活動やコOsaka Medical and Pharmaceutical University4自分たちの活動を見直す絶好の機会当たり前の活動を高く評価された

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