大阪医科薬科大学学報 5号
22/48

① 3学部合同プログラム② 医学部③ 薬学部バンクーバー・サマープログラム案内国立台湾大学実習ハワイ大学医学部 町淳二先生縫合練習シーナカリンウィロート大学にてオーストラリア薬学語学研修修了式VIAプログラムコロナ禍の長いトンネルを抜け、ようやくコロナ以前の活気が国際交流にも戻ってきました。新生国際交流センターの下、対面での国際交流も活発化し、今年度前期は多くのプログラムを展開しました。各学部それぞれの専門に特化したプログラムに加え、学部、学年の垣根を越えた国際交流の機会も増えてきています。●バンクーバー・サマープログラム8月21日~28日の日程でバンクーバー・サマープログラムを実施しました。これまで薬学部で実施していたサマー・プログラムを拡大し、薬学部生8名、看護学部生2名が参加しました。現地では、医療英語や施設見学といった専門知識の習得だけではなく、ホームステイを通じての異文化理解も深めました。●VIAプログラムVIA(Volunteer In Asia)主催のプログラム、Exploring Health Care(EHC)に医学部生が1名参加しました。EHCプログラムでは、日本の他大学の学生やスタンフォード大学の医学部生との医学教育や医療システムについての意見交換を行いました。また、臓器移植経験者やドナー家族の体験談を聞いたり、性的少数者の医療の課題と取り組みについて学ぶなど日本では学ぶ機会が少ない医療の課題について学ぶ貴重な機会となりました。●アドバンスト・クリニカル・クラークシップ(海外)での海外研修医学部6年生科目のアドバンスト・クリニカル・クラークシップ(海外)でタイ、韓国、シンガポール、台湾の海外協定校へ14名の学生を派遣しました。4月~5月にかけて4週間、協定校で病院見学実習を行いました。日本と他国との医療体制の違いや文化を背景とした価値観の違いを実感した実り多い実習であったことが7月に行った報告会で語られました。●ハワイ大学ワークショップ8月に5日間のハワイ大学のワークショップに医学部4年生が2名参加しました。5日間と短いプログラムですが、ハワイ式PBLをはじめハワイ大学の教員、学生と交流を行いました。本プログラムは6年生での海外見学実習前に参加できるプログラムで、6年生での留学を目指し、専門知識、語学力の習得へのよいモチベーションにもなっています。●シーナカリンウィロート大学への交換留学タイのシーナカリンウィロート大学へ交換留学生を3名派遣しました。3月1日~25日の間、現地の大学の寮に宿泊し、授業、実習、施設見学等を体験しました。●春季オーストラリア薬学語学研修3月の大学企画プログラム「オーストラリア薬学語学研修」には24名が参加し、ホームステイをしながら現地の専門学校で英会話やオーストラリアの薬事事情を学び、近隣のGriffith University薬学部の見学等を体験しました。これらの研修は事前研修や帰国後の報告会を実施し、充実した内容となっており、研修を通してオーストラリアと日本の医療の違いや異文化に触れることができ、幅広い視野が養われ、ひとまわり成長した姿が見られました。21OMPU国際交流OMPU TOPICS※記事の中の名称や肩書き等は、当時のものです。1 国際交流講演会開催医学部国際交流委員会と医学教育センター共催で5月26日に国際交流講演会を開催しました。ハワイ大学医学部Office of Global Health and International Medicineの町淳二先生をお迎えし、『 With Corona and Beyond 』- Let's Predict and Create Future World and Healthcare -ウィズコロナ&ビヨンド 未来の世界と医療を考えよう!造ろう!」というタイトルでご講演をいただきました。新派発展の目覚ましいAI技術や医療技術の中で、医療者としてのあるべき姿や夢を持つことの大切さについて学生だけでなく教職員も改めて考える機会となりました。2 学生国際交流36

元のページ  ../index.html#22

このブックを見る