看護キャリアサポートセンターかについて再考されている姿が見受けられました。初年度は20名が復職への第一歩を踏み出すことができ、現在、修了生のおよそ8割が病院、クリニック、高齢者施設等への就職に至っております。一周年記念講演では、元大阪医科大学附属病院副院長兼看護部長で現在は公益社団法人大阪府看護協会常務理事の小野恵美子様から「プロフェッショナルとして学び続けること、それは看護とは自分自身の生き方そのものであるから」という熱いメッセージをいただきました。また活動報告会では、第一期生の西岡靖子様に復職後の活動状況についてご報告いただくことができ、その活躍ぶりを大変嬉しく思っております。当センターでは、今後も看護職の皆さまに学び直しの場を提供してまいります。学内外でご活躍されている看護職の皆さま、再就職あるいは転職をご検討の皆さまには、当センターの主旨をご理解いただき、ご活用いただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。地域・在宅看護の人材確保はもちろんのこと、看護師の皆さまがエンパワメントされ看護の質向上に繋がるよう努めてまいりたいと思います。2023年8月センター長 真継 和子19OMPU看護キャリアサポートセンター活動報告看護職リカレント教育 ~一周年を迎えて~看護キャリアサポートセンターは、本学看護学部、大学病院、三島南病院、訪問看護ステーションの連携・協働のもと、変化する社会や制度、そして複雑多様化する医療ニーズに応え、地域社会に貢献できる看護人材の育成と看護職のキャリア支援を目的とし設置されました。この7月には、一周年記念講演・活動報告会を開催することができました。この場をお借りし、関係者の皆さまには、本センターの活動遂行にあたりまして格別のご理解とご協力を賜りましたことに心よりお礼申し上げます。2022年10月に第一期生を迎えスタートした「テーラーメイドカリキュラムにより潜在看護師の希望を実現するリカレント教育プログラム」は、潜在看護師や非正規雇用の看護師を対象とした就職・転職といったキャリアアップ・キャリアチェンジに向けたプログラムです。当初は不安な面持ちであった研修生の方々も、約2か月間の研修で最新の知識と技術を学ぶことへの気持ちの高まりを感じておられ、看護とは何文部科学省 令和4年度「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」採択を受けて2023年6月、文部科学省 令和4年度「成長分野における即戦力人材輩出に向けたリカレント教育推進事業」に訪問看護師等を対象とした人材育成プログラムである「エキスパートHOMEナースを目指す人材育成プログラム“OMPU-HOMEステーション学び場”」が採択されました。「OMPU-HOMEステーション学び場」とは、訪問看護や在宅ケアに携わっておられる看護師の皆さまが新たなアクションを起こすために必要となる力を生み出す場を意味しています。在宅医療の場では今般のCOVID-19の影響もあり、複雑な課題を抱えたケースやご自宅での看取りが増えており、訪問看護への期待はますます高まっています。本プログラムでは、大学院での知見を活用し、学習者能動的参加・実践型の授業展開、メンタルトレーニング等を取り入れ、在宅ケアにおける実践力強化と、現場における教育力強化を目指しております。OMPU TOPICS※記事の中の名称や肩書き等は、当時のものです。32
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