ユリ科の多年草で草丈1m以下、花木は7月に始まり、見頃の8月~9月、長ければ10月頃まで、一つの枝から1~3輪ほど分枝し細い茎を伸ばした先に、濃い紫色の斑点の入った白い花を上向きに咲かせる。この花の花言葉は「永遠の若さ」「秘めた意志」参照:俳句の花図鑑 復本 一郎著 成美堂出版絵:名誉教授 冨士原 彰 ほととぎす(杜鵑草) 鳥の名と紛らわしいので、草花であることがわかるように俳句を詠む場合には、一般に下に「草」の字を付ける。夏の終わりと秋到来を感じさせる花として歌われている。原産地はアジア、日本で、確認されている19品種のうち、10種は日本固有のものである。関東より西の湿った林、主として岩場の斜面に自生している。霊長と言われているホトトギス(鳥類)にちなんで、格調ある花として、茶花、生け花として好まれている。
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