大阪医科薬科大学学報 4号
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9OMPU医学部オープンキャンパス薬学部オープンキャンパス医療安全推進室看護学部研究棟前で草野恵美子教授(右)と看護学部オープンキャンパス看護学部 公衆衛生看護学学務部 入試・広報課9月17日は、「世界患者安全の日(World Patient Safety Day:WPSD)」 です。当院では2021年からWPSDの取り組みが行われ、今年は「オレンジのマスク」のイベントと認知されるようになりました。WHOが掲げた今年のテーマは「Medication Safety」、スローガンは「Medication Without Harm」で、薬害についての課題です。医療安全上の過誤のうち、約半数は薬剤関連にあたり、WHOは2017年よりこのテーマについて着目し、回避可能な薬害を5年間で50%削減できるよう取り組んでいます。特に、取り組むべき3つの領域として、ハイリスク薬・ポリファーマシー・ケアの移行期における薬剤安全が掲げられています。当院では、ポリファーマシーに関する課題について、地域の薬局や医療機関と共に共通の課題に目を向け、患者さんと一緒に考えていけるよう、地域全体で取り組みを行いました。また、高槻市のマスコットキャラクターである「はにたん」に1日医療安全推進室室長をお願いし、多くの方々に注目をいただきました。今回の取り組みに、ご協力いただきました多くの方々には感謝いたします。2023年も9月にWPSDの取り組みを地域全体で行いますので、皆様楽しみにお待ちください!2022年度オープンキャンパスを、下記の日程で開催しました。医学部 :10月8日(土)薬学部 :8月20日(土)・21日(日)、10月15日(土)看護学部:7月31日(日)3学部とも午前午後の完全入替制の2部構成とし、新型コロナウイルス感染症対策をとりながら開催しました。参加者にとっては在学生や教職員から直接、学生生活や受験勉強の話を聞く貴重な機会となり、好評のうちに終了しました。ご協力いただきました方々にはこの場をお借りしてお礼申し上げます。今後も安全・安心なイベント開催に努め、医療職に関心を持つ多くの受験生に「大阪医科薬科大学」を知っていただけるようアピールに注力してまいります。今後とも入試・広報課の活動にご理解・ご協力の程、お願い申し上げます。10月7~9日に開催された第81回日本公衆衛生学会総会で本学看護学部公衆衛生看護学分野の堀池諒助教が、「保健師活動における EBPM(Evidence Based Policy Making)推進のための実践研究」の業績を認められ奨励賞を受賞しました。なお保健師活動に対する奨励賞は学会初の受賞です。GIS(地理情報システム)を用いて、①保健師活動の見える化、②保健師が行う高齢者や母子、感染症等に関する支援内容を分析した内容が評価されました。大阪医科薬科大学オープンキャンパスを開催しました看護学部の堀池諒助教が日本公衆衛生学会奨励賞を受賞OMPU TOPICS※記事の中の名称や肩書き等は、当時のものです。09世界患者安全の日1110

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