大阪医科薬科大学学報 3号
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7OMPU̶ありがとうございました。̶最後に記念講演会で印象に残ったことを教えてください。南病院長 実は口を滑らせてしまい余計なひと言を言ったため、ちょっと困っています。中山部長 あの「虎の絵」の話ですね。南病院長 手術室にはいろいろな風景のパネルを設置しているのですが、熱烈な阪神ファンとしては、その1つでいいからタイガースのロゴマークを入れてほしいとお願いしたのです。当然却下されたので、建築の方にこっそりお願いして、虎のイラストを1枚だけある場所に入れてもらいました。星賀副院長 それがどこなのか、誰にもわからないんです(笑)。南病院長 実際、みんなから聞かれるのですが、まだ誰も見つけていないようです。これを読んでA棟に来られることがある方は、ぜひ探してみてください。̶上下に関係なく話しやすい空気感があるわけですか。中山看護部長 “発言しやすい環境整備”を、南病院長はいつも心がけておられます。私は病院長、病院事務部長と毎日最低30分ほどミーティングしています。病院機能評価に来られたサーベイヤーの方は「通常は病院長を交えた会議なら月に1度ぐらい行われれば良いほうだ」と話されていて、当院のコミュニケーション密度の濃さに驚かれていました。さらに南病院長は看護部の看護師長全員と面談されていますが、その席でもみんなが話しやすいようにと、私は退席させられていますから(笑)。南病院長 特に改善提案をするときには、直属の上司がいないほうが話しやすいものです。その上で上申書を出してもらったときには、可能な限り採用するように意識しています。鰐渕副院長 他の病院も経験してきた身としては、とにかく一丸となっての動きを強く感じました。まず一人ひとりが意見を出しやすい雰囲気があり、会議が一方的な報告の場ではなく、みんな星賀副院長 自分の意見をきちんと考えて出せば、必ず上に伝わっていき、そこでのディスカッションに反映される。だから決まった内容に対してはみんなが自ら進んで取り組む。そんな文化が当院の特長です。で考える場になっています。しかもその場で出された結論が次の動きへとつながっていく。各部署で決まったことがきっちりと上にも伝わっている。組織として統率が取れていて、しかも風通しがとても良い。非常に仕事をしやすい環境です。https://hospital.ompu.ac.jp/特 集大阪医科薬科大学病院ホームページリニューアル今回のリニューアルでは、ご利用される皆様にとって、より情報が探しやすいよう構成やデザインを全面的に刷新しました。さらにスマートフォンやタブレット端末からもご覧いただけるレスポンシブサイト対応となりました。

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