大阪医科薬科大学学報 3号
39/48

略 歴略 歴略 歴略 歴公衆衛生看護学分野教授に就任いたしました。 私は大学院卒業後、自治体保健師や他大学の教員を経験した後、2012年に本学に着任いたしました。これまで保健師教育や研究に携わる中で感じた本学の魅力は、医療系大学としての学部間連携力と高槻市を中心とする地域連携力を活かした教育・研究の展開です。 看護学部は設置後10年以上が経過し、保健師人看護学分野の教授に着任いたしました。 私は、これまで慢性血液透析療法を受ける患者を対象とした運動療法に関する研究を行ってきました。私が当該研究を始めた約15年前は、血液透析中に運動すること自体を批判されましたが、海外の先行研究を多数調査し、それを参考に運動プログラムを立案し、その有効性を評価してきました。医学部一般・消化器外科学教室教授  2022年4月1日付で、医学部外科学講座一般・消化器外科学教室の教授を拝命いたしました。 私は1995年に本学を卒業後、岡島邦雄教授が主宰されていた当教室に入局し2年間の初期研修を終え、北摂総合病院で消化器外科医として地域の外科臨床に従事しました。その後、2000年に帰学し、主に胃がん外科治療の低侵襲化と安全な普及に取り組んでまいりました。 当教室は、上部消化管、下部消化管、肝胆膵、小児外科、乳腺・内分泌の専門グループで構成されて看護学部公衆衛生看護学分野教授  2022年4月1日付で、看護学部看護学部慢性期成人看護学分野教授  2022年4月1日付で、慢性期成医学部内科学Ⅱ教室教授  皆様、平素よりお世話になりありがとうございます。このたび、樋口和秀前教授の後任として2022年8月1日付で内科学II教室教授を拝命しました西川浩樹でございます。 内科学II教室は、上部消化管・下部消化管・胆膵・肝臓の4グループから構成される伝統ある大組織です(化学療法グループが腫瘍内科としており、診療科としては、一般・消化器・小児外科と乳腺・内分泌外科の二つの診療科を持ちます。 現在のがん治療は高度に多様化しており、外科治療を中心とした集学的治療が必須です。さらに、超高齢社会では、多職種協働によるチーム医療は地域ヘルスケアシステムの根幹となっています。今後は、学内そして地域医療施設との横断的な協力体制により、超高齢社会に即した低侵襲集学的治療を構築したいと考えています。 教室では、「患者さん、教職員とその家族、そして地域社会から、信頼され称賛される大阪医科薬科大学」をOUR VISIONとして掲げました。そして、次代の人材を育成することが私の最大の使命と考えております。皆様におかれましては、今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。として活躍する卒業生も増えてきており、このコロナ禍では保健所等の感染症対策最前線で活躍しています。今後も起こり得る健康危機や多様化する社会に対応できるような自律的に成長する保健師等の育成に努めてまいりたいと思います。 また研究に関しては、地域共生社会における住民の互助・組織力とその健康への効果の可視化に向けて、引き続き取り組んでまいります。今後はさらに様々な学部・分野の先生方からのお力添えをいただきながら、当分野の教員とともに、社会実装に向けた発展的研究につなげ、本学の発展・高槻市をはじめとする地域貢献に尽力してまいりたいと考えております。何卒、ご指導、ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。今では腎臓リハビリテーションという概念ができ、専門の学会が設立され、今年度から診療報酬が算定できるようになりました。感無量としか言えません。 患者さんの生活を支援するケアには科学的エビデンスが求められています。そして、それを国内外に発信することが極めて重要です。日本の看護はまだまだ国際的には知られていません。良い看護を実践しているにも関わらず、それが国際的に周知されていないのは残念でなりません。少しずつ発信できるように精進しますので、ご指導よろしくお願いします。独立予定)。関連病院の先生方、開業された先生方も含めるとかなりの人数に達します。このような大組織を統括する立場となり、その重責に身の引き締まる思いでおります。「健全で人から愛される内科学II教室作り」を教室運営のモットーにし、「大阪医科薬科大学といえば内科学II教室!」と人から言ってもらえるような組織作りを目指します。これから先、順風満帆な時もあれば荒波や逆風にさらされる時期もあろうかと思います。私たち内科学II教室は、教室員一丸となって困難に立ち向かう所存です。皆様におかれましては、今後とも変わらぬご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。1995年 大阪医科大学卒業大阪医科大学附属病院 一般・消化器外科学 臨床研修医 1997年 北摂総合病院消化器外科 医員 2000年 大阪医科大学一般・消化器外科学 専攻医 2002年 大阪医科大学一般・消化器外科学 助教 2005年 南松山病院外科 医員 2006年 南松山病院外科 外科部長 2007年 大阪医科大学一般・消化器外科学 助教 2013年 大阪医科大学一般・消化器外科学 講師(准)2017年 大阪医科大学一般・消化器外科学 講師 2021年 大阪医科薬科大学 2022年 大阪医科薬科大学 医学部 医学教育センター 副センター長(兼任)一般・消化器外科学教室 教授1998年 大阪大学医学部保健学科看護学専攻卒業2000年 大阪大学大学院医学系研究科 保健学専攻修士課程 修了2000年 大阪府交野市保健福祉部 2002年 岡山大学医学部保健学科看護学専攻 助手2007年 千里金蘭大学看護学部設置準備室 講師2008年 千里金蘭大学看護学部 講師2010年 大阪大学大学院医学系研究科 2012年 大阪医科大学看護学部 准教授2022年 大阪医科薬科大学看護学部 教授健康増進課 保健師博士後期課程修了 博士(看護学)取得1993年 山口大学医療技術短期大学部看護学科卒業1999年 オーストラリア連邦ニューカッスル大学 2002年 オーストラリア連邦シドニー大学大学院 2003年 鳥取大学 医学部保健学科 助手2009年 大阪大学大学院 2010年 スイス連邦工科大学 2011年 滋慶医療科学大学院大学 医療管理学研究科 准教授2018年 滋慶医療科学大学院大学 医療管理学研究科 教授2022年 大阪医科薬科大学 看護学部 教授看護助産学部卒業看護助産学研究科Master of Nursing取得医学系研究科 博士(看護学)取得組織・労働科学センター 客員研究員1999年 京都大学医学部卒業(ヨット部OB)1999年 奈良県天理よろづ相談所病院 臨床研修2004年 大阪赤十字病院消化器内科 副部長*2015年 兵庫医科大学 肝胆膵内科 准教授*2017年 医薬品医療機器総合機構(PMDA)出向2019年 兵庫医科大学 臨床研究支援センター 部門長2021年 大阪医科薬科大学 先端医療開発学 2022年 大阪医科薬科大学 内科学II教室 教授 寄附講座 特任准教授PMDA専門委員継続中Osaka Medical and Pharmaceutical University38*最終職位李 相雄草野 恵美子飛田 伊都子西川 浩樹  新 任 挨 拶

元のページ  ../index.html#39

このブックを見る