大阪医科薬科大学学報 3号
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医学部 形成外科学教室 准教授 塗 隆志第27回日本形成外科手術手技学会にて優秀演題賞を受賞しました総務部 総務課令和3年度学校法人大阪医科薬科大学田中忠彌国際交流基金研究成果報告会についてOsaka Medical and Pharmaceutical University12人事部 人事課病院看護部期間:2021年12月24日~2022年3月31日方式:eラーニング(ELNO)テーマ:「インターネットと人権」(一般社団法人 関西ICT協会)人権教育推進委員会では、毎年、本学関係者に人権啓発を行い、人権に対する意識を高めていただくために、人権教育研修を実施しています。2021年度は新型コロナウイルス感染防止対策のため、昨年度に引き続きeラーニング(ELNO)を利用しました。今年度は身近なテーマとしてインターネットやSNSに関する内容で実施し、教職員や学生など1,510名に受講いただきました。受講後アンケートでは「わかりやすい内容で勉強になった」「インターネットをよく使うので気をつけるよう行動したい」「SNSのモラルについて大切なことを学習できた」といった感想がよせられました。今後も多くの方々に人権教育を伝えられるように情報を発信していきます。2022年2月10日(木)、大阪医科薬科大学病院の竹之下明香看護師から摂津市立摂津小学校の5年生に向けて、仕事内容などの講話が行われました。摂津小学校の5年生では、「好きなことや憧れを実現するために」という単元において、社会で働く人々の生き方や考え方を知り、自分の考えを広げたり、深めたりできるよう、総合的な学習の時間にキャリア教育が行われており、その一環として今回実現したものです。Zoomによる講話でしたが、竹之下看護師より、看護師の仕事概要、魅力、夢を実現するために必要な力などを説明し、限られた時間で児童の皆さんとの交流を図りました。また、児童の皆さんからは、一人ひとり丁寧にメッセージが書かれた御礼の手紙をいただきました。摂津小学校5年生の皆さんにとって、学習の一助となれば幸いです。2022年2月4日(金)、新型コロナウイルス感染症対策を施した上で、令和3年度学校法人大阪医科薬科大学田中忠彌国際交流基金研究成果報告会が歴史資料館多目的講義室(3階)で開催され、寄付者(故田中忠彌名誉理事長のご遺族、田中和子様、田中陽子様)のご臨席の下、植木實理事長、佐野浩一学長・副理事長、内山和久医学部長、赤澤千春看護学部長、南敏明病院長をはじめ40名余の教職員が参加しました。開催に先立ち、2022年1月4日にご逝去されました、寄付者であり、ご令室、田中清子様のご冥福を祈り黙祷を捧げた後、植木理事長・本基金運営委員会委員長から本基金設立の趣旨及び謝意が述べられ、多くの医師・看護師が留学して成果を持ち帰り、本学の研究レベルを高めていただきたい旨のご挨拶がありました。続いて、佐野学長・副理事長・本基金運営委員からご挨拶の後、寄付者で本基金運営委員の田中和子様から、故田中清子様が生前に本基金研究成果報告会を楽しみにされていたことに触れられ、留学する若い医師・看護師とご縁ができれば嬉しく思うとのご挨拶をいただき、 平成29年度受賞者である救急医学教室助教の川口直氏から研究成果報告後、所属長の内山教授・医学部長から謝意が述べられ閉会しました。2022年2月19日(土)、三川信之(千葉大学形成外科教授)会長のもとで開催された第27回日本形成外科手術手技学会において優秀演題賞を受賞しました。今回の発表では口唇の動静脈奇形切除によって生じた組織欠損に対して、マイクロサージャリーの技術を用いて、薄筋移植と運動神経縫合による口輪筋の動的な再建と、知覚神経付きの前腕皮弁移植を組み合わせることで、皮膚及び粘膜表面の知覚再建を行った患者の長期経過を報告いたしました。マイクロサージャリーを用いた組織移植は、もともと腫瘍切除や外傷に伴う組織欠損を補うことが主な目的ですが、そこに機能を付加する再建方法は本学形成外科の特徴の一つです。今回報告した「薄筋と前腕皮弁を組み合わせて行った口唇再建症例の10年後の経過」により、われわれの行っている機能再建方法が長期的な経過からも有用であることを示し、その内容が高い評価を得ました。この度、ご指導いただいた上田晃一教授および教室員の皆様に感謝申し上げます。2021年度人権教育研修の実施摂津小学校5年生へ看護師が講話を行いました05070608

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