大阪医科薬科大学学報 3号
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医学研究支援センター 医療統計室片岡葵先生が優秀演題賞受賞2020年4月改正健康増進法の施行に伴い、飲食店の禁煙化が進んでいる一方、一部の規制対象の飲食店において、法規制が遵守されていない実態を明らかにしました。またコロナ禍における飲食店の感染症対策の実態も併せて報告した内容が高く評価されました。左から:医療統計室室長 伊藤ゆり准教授片岡葵先生、医学研究支援センター長 近藤洋一教授薬学学務部 学生課学務部 医学事務課医療統計室・室長の伊藤ゆり准教授が、長年取り組んできた「住民ベースのがん登録資料を活用した記述疫学研究」の研究テーマで2021年日本疫学会奨励賞を受賞しました。医療統計の最新手法を適用し、がん登録情報をがん対策に活用してきた学術的貢献が高く評価されました。また2022年1月に開催された第32回日本疫学会学術総会において発表した演題「20年間でがん患者の生存率は向上したか?~6府県の住民ベースのがん登録による検討」が優秀演題賞に選ばれました。がん患者の10年生存率の全体的な向上をがん種や年齢、診断時進行度の違いを考慮した場合とそうでない場合の違いを評価し、がん対策、がん医療の向上について考察したものです。医療統計室・ポストドクターの片岡 葵先生が、2021年12月に開催された第80回日本公衆衛生学会総会において、優秀演題賞を受賞しました。発表演題:「改正健康増進法施行前後における飲食店の受動喫煙対策と感染症対策の実態把握」医学部1年生の中畑友里さんが、フラッグフットボール女子日本代表に選出され、IFAFフラッグフットボール世界選手権2021に参加しました。【大会概要】●遠征期間:2021年12月3日~12月10日  ●試合日時:2021年12月6日~8日●開催地:イスラエル、エルサレム●概  要:2022年7月に開催されるワールドゲームズの出場権をかけた今大会、過去最多の18カ国が参加。女子日本代表は、決勝トーナメント進出を果たし、結果6位で終え、ワールドゲームズ出場権を獲得。【中畑さんからのコメント】女子日本代表として大会に参加し、アメリカ、イタリア、ブラジル等と試合をして、海外の選手と交流できたことは有意義な経験でした。本場アメリカに負けはしましたが、日本代表として良い試合ができたと感じています。フラッグフットボールは、性別や年齢を問わず楽しめるスポーツです。2028年ロサンゼルスオリンピックでは追加競技となる可能性があり、私も学業と部活を両立し、出来る限りフラッグフットボールの普及に貢献したいと考えています。今回の世界選手権出場にあたり、大学の先生方をはじめ、様々な方々にご支援いただき、ありがとうございました。感謝の気持ちを忘れず、これからも頑張っていきたいと思います。2021年11月1日付で大阪府知事より、「大阪府薬物乱用防止功労者知事感謝状」が贈呈されました。新型コロナウイルス感染症を取り巻く状況を鑑みて、式典の開催は中止となり、茨木保健所から授与を受けました。薬学部では、旧大阪薬科大学の時代から薬物乱用防止活動を継続して行っており、以下のような取り組み内容が評価されました。1)2010年から継続して1.3.5年の学生に幅広い講師による講演を実施し、薬剤師として将来薬物乱用防止活動(医薬品の不適正使用の防止)に活躍できる薬剤師となるように取り組んでいる。2)学園祭においては、学生ボランティアの協力も得て、大学OG・OB及び地域の方々に対して、幅広く薬物乱用防止啓発を実施している。3)コロナ禍の昨年度においても、オンラインで継続して実施している。4)大学統合後においても、薬学部が主導で医学部生と看護学部生に対象を広げて実施している。OMPU TOPICS※記事の中の名称や肩書き等は、当時のものです。医学研究支援センター 医療統計室伊藤ゆり先生が第32回日本疫学会学術総会で奨励賞と優秀演題賞受賞IFAFフラッグフットボール世界選手権2021への参加大阪府薬物乱用防止功労者知事感謝状の贈呈について11OMPU01030402

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